真光寺前住職は【墨彩画】を趣味とし、有志の方々と月に1回、絵を通じた交流を続けて参りました。伝道掲示板に張り出された作品に吸い寄せられて、真光寺にお参りに来られる方々も増えました。
このたび、有志の皆様のご発案により、真光寺保管の遺作のみならず、皆さんにお譲りした作品をお借りして、遺作集の発刊の運びと相成りました。
さっそく作品選別会を実施して、90点程度に絞って編纂委員のご意見を集約しつつ、具体的なレイアウト作業に移ります。完成は来年5月の1周忌の見込みです。
★付箋紙は編纂委員の投票の結果(掲載候補作品)を示す。
長い法話や文章よりも、絵や短文で伝える方が、与える印象がより大きいと思います。
既存の各種団体が発刊している出版物は、文字ばっかりで内容もありきたりで、一体どこまで人々の心に伝わっているのだろうか、と甚だ疑問に思います。・・・ということを前住職も申しておりましたが・・・。冊子『みどうさん』なんか、もうヤバイと思いますよ。
病床に伏せる人や仕事や子育てで多忙な人々に、従来の長たらしい法話や文章が、実際問題どこまで有効なのか、を検討すべきだと思います。
このたびの遺作集は、前住職のこころと、新住職の解釈とを織り込んで、真に人々の心に寄り添う作品集としたいと思っています。

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