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なむあみだぶつ
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2014/11/30
先般、大阪教区教務所から宗派の推進する【御同朋の社会をめざす運動】の成果として、課題に掲げられた「葬送儀礼」についての冊子が届きました。

これは大変素晴らしい成果で、教区内寺院住職として、有難く拝読させていただきました。
アンケートを実施し、現場の生の声を拾っていただいているのが素晴らしいです。
これを各住職のみならず、門信徒の皆様と意識を共有し、心ゆすぶられる儀礼の実現へと邁進することを願うばかりです。
作成関係の皆様には大変お疲れ様でございましたっ!!
・・・さてさて、これをどれほどの住職が目を通すか、心もとないことです。
教務所や本山の悪口を叩く人は多いですが、逆に各住職がどれほど教務所や本山のこと、成果を知っているのか、を自問することが先だと思いますがね・・・。
私も稿を改めて新しい葬儀の在り方を提案させていただきたく思います。

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2014/11/16
各地での報恩講参りの最中ですが、ちょっと気になることを書きだしてみます。あくまで私の主観・・・いえ、主観ではないです。各地のローカルなルールとしてではなく、明らかにおかしいことがまかり通っていることへの憤りといってもよいでしょう。
先日の報恩講での若い僧侶らの爽やか、かつ厳粛な儀礼を目にして尚更その思いを強くしております。
・・・といいますのも、先日、とある寺院にて、
「申し上げにくいのですが、○○は○○ということになっていると私は認識しておりますが、作法の統一の為、是正してくださいませんか?」
と、丁重に申し出たところ、なんとその御方は、
「うん、知っているよ、でもあえて間違ったことをしているんです」
と意味不明??なことを言われ、・・・怒りの心を通り越し、とても悲しい思いをしたので、こうしてキーを叩いているわけです。
・・・本山で勉強してきたことは何だったんだ??
私は正直、儀礼にはうるさい方です。
専門的に勉強したわけではないですが、他寺院に赴き完璧な儀礼を目の当たりにしますと、理屈抜きで感動しますし、それを真光寺でも真似て、その感動を門信徒と共に味わいたい、との思いが常にあります。
間違いを指摘されたら有難く聞き、さっそくに是正します。・・・当たり前のことですが。
よく「形式にとらわれずに・・・」と言う人がいますが、まず、形式を軽視する者に本質を理解する者はいないと思います。「人は外観に依らない、中身だ、心だ」というのも間違いです。だらしない恰好の者、場をわきまえない者に信用は置けません。
儀礼(声明・衣体・荘厳)とは、まさに「形式」ですよ。それを如何に互いに切磋琢磨し完璧に近づけるか、がとても重要なことで、その精神は必ずや門信徒の心に届くものと考えます。
僧侶の一挙手一動は如来様のはたらきを代弁するものと言ってもよいでしょう。
・・・以下、法要修行に際し、具体的に気になる点を箇条書きにしてみましょう(一般には分からない専門的な話ですが)。
@ 行事鐘(喚鐘)が鳴っているのに控室から動かない僧侶たち。
A 装束を着用している間の談笑・喫煙。
B 導師の直登礼盤の慣例化
C 香炉の転置が為されていない
D 結衆退出の際の、不要の立礼
E 合掌・礼拝の時間が長すぎて、全員揃わない。
F 導師の音程が思い切りずれている。
儀礼は僧侶にとって最初で最後の砦だと考えます。
自戒を込め、願生心を持って、恭敬の心を全身全霊に表して法要を修行したいと思います。
正直者がバカを見ることだけは絶対に避けたい。若い者が育っていかないから。

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