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なむあみだぶつ
2015/5/28
前住職の三回忌・前々坊守17回忌にはたくさんのご参詣を賜り誠にありがたいことでありました。
寂しい思いは消えませんが、新しい環境も迎え、一つの節目を迎えたことであります。
さて前住の大切にしておりました数々のモノを引き継ぐ中で、【フウラン】という東洋蘭の植え替えをしております。急に暑くなり植え替えのタイミングとしてはギリギリとなり、焦っております。
庭全般の管理をやっていて思いますのは、人間の作為を加えすぎす、気長に向き合うことが大事なんだ、と感覚で分かってくるようになります。
肥料なんかもハイポネックスみたいな液体化学肥料を買ってくるよりも、「お米のとぎ汁」を適当に薄めて週に一度程度かけてやる、程度にやっておけばいいんです。園芸書に頼るとお金はナンボでもかかります。枯れるものは枯れるし、育つものは育つんです。・・・人間の健康管理もどこか似ているような。
フウランは風通しのよいところで、あまり湿り気を与え過ぎないことが大事とのことです。鉢にしたてるときは3年に1度くらいは水苔を張り替えて古い根を取る作業が必要です。

来月ころ、白い可憐な花を咲かせますがその芳香といったらスゴイですよ。
まあ、これも数十鉢もあるので、柿・樫などの木に根を張らせることが以後の管理が簡単で見た目も良いと思います。これが成功するか否かは少なくとも3年〜5年先に分かることでしょう。

固定の方法はご想像にお任せです。
法務の合間を縫って、しかも法衣のまま作業をしておりますが、やりだしたら止まりません・・・。
興味のある方は来月頃、花をご覧にお越しください!

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2015/5/23
たいていの寺院には、法要に招聘した講師の記帳簿があることでしょう。今回、ついに記帳の最後のページが埋まりました。

最初のページは昭和18年10月18日、前々住職(彰信院釋忠雄)就任記念法要の記載となっています。
タイトルは『仏處遊履(ぶっしょゆり)』と読みます。揮毫者は不明ですが、上手い字ですね。表紙は古い着物の帯を貼ってあるようです。
『無量寿経』【現代語訳】には、
仏が遊履される處(ところ)は、国も町も村も、その教えに導かれないところはない。そして世の中は平和に治まり、太陽も月も明るく輝き、風もほどよく吹き、雨もよい時に降り、災害や疫病などもおこらず、国は豊かになり、民衆は平穏に暮し、武器をとって争うこともなくなる。人々は徳を尊び、思いやりの心を持ち、あつく礼儀を重んじ、互いに譲りあうのである。
から採っています。
仏さまは随所に赴き、子どもが遊ぶように天衣無縫に、すなわち【あるがまゝ】に法を説かれます。
ベテランの先生は流石といいましょうか、無為自然に取りとめのない世間話をしているようで、いつの間にか世俗を超越した世界に誘ってくれます。多種多様な先生方の法話を聴聞した門信徒も数多に上ることでしょう。
・・・法話を聴聞するということも、究極的には「遊び」なのですがね。
・・・ということで、7月までに急ぎ第2冊目を作らないといけません。オリジナルのサイズ・雰囲気をそのままに、新しい記帳を手作りするといたしましょう。
・・・中にはこんな有名な先生も来られていたようです。真宗大谷派の方はハッとするでしょうか?前々住職はもとは真宗大谷派に属しておりましたもので。


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