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なむあみだぶつ
2016/11/20
当方の報恩講も終わり、ホッとしているところですが、法衣の管理・移動方法云々、気になりだしたら仕方がありません。今回は半装束念珠と称する、儀式用の二連珠の収納について、身近なものが役に立ちました。
黒くてわかりづらいですが、これは門徒の皆様が用いる「門徒式章(≒袈裟)入れ」です。
これがちょうどサイズよく収まり、カバンの中でも房がもつれることはありません。
さて、一つ問題が片付いたが、今度は永年懸案の「七条袈裟」の新調について、である。
重要な法要に着用する上質なのは2領ほどあるにせよ、日常の葬儀に用いている七条袈裟の痛みが目立ち始めました。もう住職の立場でもありますし、ある程度の価格帯に手を出してもいいかなとも思っておりまして・・・。
門信徒の方々は結構、我々がどんな装束をしているか、見ておられるものです。
そして聞きたくないけど「○○寺のお住っさんはいつもクタクタのん着てはるわぁ」というグチもチラホラと。
そうなんです、我々は決して個人の趣味だけで法衣を選んでいるのではないのです。見られてナンボの世界なんです。お念仏の威厳が法衣に現れるのです。
「ウチとこのお住っさんはやっぱり一番やぁ」と誇りに感じていただくこと、それも世俗的なことですが大事なことだと思います。
カタログをニヤニヤしながら見つめる時間もまた法悦のひとときですな。既存の色衣とのマッチングを頭の中でシミュレーションして・・・。
法衣は確かに高価なものなかりですが、長年使い続けることが出来るという点と、身業説法じゃないけど、後ろ姿から仏法が尊いものなんだなという感覚を抱いていただけるのならば、それは決して高いものではないでしょう。
まぁ、こんなこと言ったって、分かる人には分かる世界で、分からない人にはとことん共感できない世界なんでありましょう。
法衣はド派手じゃダメなんです。どこまでも上品で、どこまでも秩序と調和の世界です。

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2016/11/2
10月〜12月はお寺の業務がいろいろと多忙になることであります。
目下、当方11月11日(金)の報恩講法要の準備に取り掛かっているところです。毎年、趣向を変えて皆様のご参詣を心待ちにしております。
近隣寺院の報恩講参り(出勤)も始まり、各御寺院のご様子をうかがうことをひそかな楽しみにしておるところです。住職同士の情報交換の場にもなっていることです(本当は聴聞しに急ぎ本堂へ上がらねばならないのですが・・・)。
そんな折、目下の話題は【宗門総合振興計画】という、このたびの「伝灯奉告法要」を皮切りとする宗派の事業に関する懇志依頼についてであります。
「○○寺さんとこ、まだ?」
「なかなかやな、これからや。」
「どないして門徒に頼んだらエエんか分からへんわ。」
「門徒の理解はなかなか得られへんなぁ」
・・・オイオイ、謙遜で言ってるんだろうけど、みんな大丈夫かいな?!もうすぐ第1期納付期間が終わりますよ。
いろいろ聞いておりますと大丈夫じゃないみたいです。
幸い、当寺では幾度の「役員・総代会」を開催し、どのような立場からいかほどの懇志が見込めるかといった検討を重ね、目途が付きました。
てなことを簡単に申しておりますが、本山から来た書類を基に門徒に説明するのは全く不可能であり、各住職がその資料を【翻訳】したもの(下写真にあり)を門徒総会に諮り、役員総代会にて詰めていくという作業が必須なのであります。

今回の懇志依頼について気が付いたことを列挙しましょう。
@ 住職の意識が低い(懇志やから満額納付しなくていいんだろう、などとのたまう)。
A 院号(本山永代経)懇志の振替頼み(院号ってそんな軽いものなの?)
B 寺院格差の拡大(選挙の“一票の格差”みたく、寺院に課せられる負担が不公平)。
C 資料が煩雑(もっとわかりやすく!)。
D 門徒の宗門への帰属意識が希薄化。
他にもいろいろ言いたいことはあるのですが、ご本山から各寺院に向けてある程度の懇志依頼の方法など、コツを伝授した方がいいのではないか、と思いました。
寺院も門徒も普段から蓄財し、臨時に備えることが重要です。剣はいつでも抜ける状態に研いでおくおくことが最大の防御法です。
ま、一番の問題は@です。
本山への敬いの気持ちがありません、特に大阪教区ね。
文句も一番多い教区ではないでしょうか。誰に文句を言っているんでしょうか?天にツバを吐いているのだという自覚がありません。自分らも組織の一員なのだという意識がありません。
そんな住職にどこの門徒が付いていくというのでしょうかね。
本山・宗派が社会に向けてその存在を示していこうという計画でしょう?
たかだか全国1万ケ寺から200億円集めるくらいでギャーギャー言いなさんなって。ガタガタ言わずにチャッチャッと納める。それが大阪人の心意気やて。ケチなこと言うとったらアカンのじゃあ。
・・・そういえば、「旦那衆」っていなくなりましたね・・・。
★旦那(檀那)=ダーナ(梵語)=布施=見返りを求めずに財を供すること。

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