2018/3/29
今月末日を以て、真光寺責任役員・門徒総代の任期満了になります。手続きは全て済ませました。
再任・新任を含め、役員・門徒総代の皆様方にはお世話に相成ります。
お寺の役員・門徒総代とは案外その役割とか、人事の決め方等々、その土地の習慣みたいなのも相まって案外知られていない、というのが実状ではないか、と思います。
よくあるのは、責任役員と門徒総代を兼ねるか兼ねないのか、の問題がありますが、当方は別であるべきだと考えます。下に述べますように、役割が違うからです。当然のことです。
しばしば兼任されている方を「責任総代」とかいっている寺院がありますが、そんな役職はありません。それとね、浄土真宗では「檀家総代」とはいいません。「門徒総代」です。
・・・細かいことと仰るかもしれませんが、細かいことをきっちりとしないと何処かで組織の破綻をきたすのです。
そんな中、本山から出ております、『門徒総代として−歩もう住職とともに‐』は、大変分かりやすいガイドだと評価します。

寺院は宗教法人であり、宗教法人には代表役員(住職)と責任役員(寺族・門徒)とがあり、門徒総代というのは役員の「諮問機関」と定義されています。詳細すればややこしいので割愛しますが、組織はきっちりとせねば、お寺の運営は上手く回りません。
また、宗教法人の何たるかを住職はもっと勉強せねばなりません。本山で教師資格取って、住職補任式に出て、ご門徒とお念仏をよろこぶ人が立派な住職だと?!・・・ふざけんな!
代表役員(住職)は、寺院に関わることを包み隠さず門徒総代に相談し、助言を受けるべきです。役員・門徒総代の皆さんは、先祖より受け継がれてきた浄土真宗の価値を住職と共に見出し、地域社会における寺院の存在意義を高めていく施策を打ち出すことが望ましいでしょう。
教務所などでは門徒総代を対象にした研修会を実施していますが、テーマが【七高僧の教え】だとか【現代社会における念仏】だとか、いかにも眠たくつまらないテーマばかり。もっと実務的な話をしていただきたいのです。講義ではなく議論の場を提供するとかね。
戦後生まれの方や、ムラに生まれ育っても、外の企業にお勤めの方が寺院のお世話をされる世代になってきました。旧来の寺院の論理・浄土真宗の論理が通用しないということをもっと自覚するべきだと思う。

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