2018/10/30
有縁の皆様へご案内申し上げます。
今回の布教使の先生のご法話は特筆に値すると思われます。ともどもにお念仏申しましょう。


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2018/10/23
さて、いよいよ当山報恩講法要の準備に本腰を入れよう。
今日はお参りの合間に本堂で流すBGMの選定だ。
私は音楽は好きな方だと思います。ほとんどの方がその違いが分からないことを重々承知の上、音質にもこだわるタイプです。

浄土真宗ではキリスト教の讃美歌の影響を受けた【仏教讃歌】があり、楽曲の豊富さ・宗教的荘厳性も含め、かなりレベルの高いところにあると思います。問題は各寺院・住職がその「資産」を如何に活用できているか、否かの問題です。『真宗宗歌』『恩徳讃』以外、御手継ぎのお寺で聞いたことがあるのか?って話です。
私の音マニアは父の影響を受けており、音楽の人に与える影響を看過できない、と常々感じておるところですから、それ相応の準備をじっくりするわけです。
今回、本堂の音響機材も大幅に入れ替え、より快適な環境に持っていきます。費用は大したことではありません(4万5000円くらい)が、家族から「また買ったの?」と言われること必定です。
・・・でもね、一般の企業さんは顧客の満足維持のために莫大な設備投資・更新をしているわけでしょ?寺院も昔の音の割れた古い機械を通じて有難い法話を参詣者に聞かせようなんて神経、私には到底理解ができません。
今日は書斎でCDを並べて、iPodに入れるプレイリストを検討しました。
法要とは一つの舞台芸術です。
音楽は参詣者の宗教的情操をクライマックスに持っていくための手法の一つです。実に楽しい作業です。
・・・たまたまライブラリーからドラマ『白い巨塔』のサウンドトラックを引っ張りだしてきました。加古隆作曲で、唐沢寿明主演バージョンのです。これが実に素晴らしい音楽ですね。
来年、V6の岡田准一さんが主演で『白い巨塔』が放送されるようで今から楽しみでなりません。

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2018/10/3
とある知人が「LGBTと仏教」の関係について考えているが、前に進まないらしい・・・。
LGBTとは性的少数者、という意味だが、それと仏教が・・・?
広く言えば、社会問題を仏教がどのように関わるか、という問題らしい。
詳しくは以下のサイトにて

あるいは

などである。
仏教(=宗教、浄土真宗)が世間に無関心なのもいけないのだろうが、いったん関わりだすとめちゃくちゃ煩わしい、というのが実感ではないだろうか。学者先生が議論しているのも何だか良く分からないし、だから何なの?という思いが脳裏に去来します。
一番タチが悪いのは、学者だか僧侶だかはっきりしないセンセイの話だ。
ここで社会問題というのは、概して政治や経済の問題で、それぞれの世界の事情があると思います。そこに世間知らずの坊さんが飛び込んだら「生兵法は怪我の元」になるのでは?
いま、宗門全体でもそんな話ばっかりだが、本業は大丈夫なんだろうか、と心配になってきます。浄土や念仏の話なんか、内輪でもだんだん疎んじられているんだろうなあ、との感が強くなっています。
果たして、世間の役に立つのが仏教なんでしょうか?
私は違うと思います。
坊さんはね、「いい意味で、世間知らず」の方がいいんですけどね。この意味、皆さんわかりますか?

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