恵日山真光寺　ブログの間

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2022/2/28

「あなたよりあなたのことを・・・」　　住職の徒然日記

月初めに掲示伝道法語を更新するにあたり、日頃、あらゆる短文に目を通しています。インスタグラムでも掲示法語を更新されているお寺がありますので、アイデアには全く事欠きません。で、今月は、

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を掲げましたが、元ネタは
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です。その裏に解説が載っており、

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とありました。

・・・正直いって、ここに阿弥陀如来の存在はいるのでしょうか？「念仏衆生　摂取不捨」と「見捨てない」を混同しているのではないか、と。

私は総じてこのような表現を「寄り添って系」と分類しております。今、宗派では教義や言葉が致命的に人々に伝わっていないことが問題になっています。それも外部の調査団体に言われて初めて気づく有様。これは末期症状です。

まず「自分自身を見限る」という日本語は馴染みがありません。

人生の苦難に直面したとき、具体的な話としてコロナ後遺症に苦しむ人に「アミダ（そもそも何で片仮名やねん？！）さまが見つめてくださっていますよ」と言えるのだろうか、という問題・・・。そんな脳天気なことを苦悩の現場では言えませんわな。

だから「方」を「人」に変えたわけです。そもそも阿弥陀如来は「思う」方じゃなくて「救う」方なんです。「癒し」と「救い」を混同する例の一つです。

人が人を想い、想われる。それでいいんじゃないですかね。