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なむあみだぶつ
2021/1/6
先に上げた年賀状のイラストを見て「十牛図の一つか」、と思われた方は寺院関係者の中でも案外少ないと思われます。
今年は丑年、私の当たり年でもありますから殊更に興味深い内容と思い、年賀状に絵を書き添えました。
十牛図とは何か、ちょうどいい外部サイトがありましたので、ご参照ください。
【悟りに至る過程を段階的に描いた十牛図】
この話とよく似ている西洋の童話が、
【青い鳥・・・兄チルチルと妹ミチルの物語】
です。
ともに「悟り」や「幸せ」という人生の大目標を求めて外に出る話ですが、結論は身近にあったのだ、とする展開です。
十牛図は禅における悟りへの階梯の話ですが、真宗的に見ても面白い話です。
求道・信心への過程が疎かになってはいけません。本山から発せられる仏法の内容はゴールから始まりますから、初心の者には一体何のことやら分からないと思います。丁寧に丁寧に、求道者の心理変化の過程を追従し、信心への味わいを深めていくべきでありましょう。
また、家にある仏壇を時代遅れのお荷物と思い、若い時分は遊学・放蕩したけれども、年老いて改めて南無阿弥陀仏、と自然に称えていたことに気付かされました、と言われる方も少なくありません。
大切なものは既に私たちの身のかたわらにあるのです。

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投稿者: 管理人 釋 世雄
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