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なむあみだぶつ
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2021/10/31
いわゆる梨園の妻の書かれた本です。
梨園(りえん)・・・特に歌舞伎社会のこと。中国の唐の時代、玄宗皇帝は梨を植えた宮廷の庭で、音楽や演劇について自ら弟子に教え、その弟子を「皇帝梨園弟子」と称したことに由来。一般社会の感覚から外れた特殊な芸能の世界。

・・・見ごたえのある写真も豊富で華やかな世界を感じさせますが、裏では大変な世界なんだと思います。
我々寺院の世界では浄土真宗は一番くだけた感覚ですが、たとえば京都の禅宗の寺院同士の付き合いとか、大黒さん(住職の妻の隠語。それもその筈、浄土真宗以外では妻帯は認められていないのだから・・・)同士の暗黙のしきたりなど、それはそれはイケズの極致でしょう。
そういう人対人、という緊迫関係を少しでも和らげるために「おくりもの」で相手の心を和ませるのが梨園の妻、大黒さんの役割などでしょう。
贈り物は、
@ 相手が何を喜ばれるだろうか、といった【気遣いの心】
A 相手から何を引き出そうか、といった【向上の心】
B 相手に自分の存在をアピールするための【人たらしの心】
を上手く組み合わせることですね。
・・・ちなみに私は「釣った魚にエサはやらない」タイプです。夫婦間で釣った・釣られたという関係性を認めること自体、不覚だと思っていますので。容易に認めてはならないのです(笑)

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投稿者: 管理人 釋 世雄
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