津山 鶴山公園の桜も満開の時を迎え
桜の花びらが舞う中 19歳の短い生涯を閉じた青年
バイクの相乗りでガードレールに衝突し
その勢いで前方の車に激突 二人とも投げ出され
運転をしていた青年も 意識不明の重体であるとか・・
通信教育を受けながら働く青年は
母一人 子一人の家庭
ご飯を作って「ご飯よ」と声を掛ければ「ありがとう」
何かをすれば いつも口をついて出る言葉は「ありがとう」
「そんな 優しい子でした・・」
「今日は そんな優しい私の息子に・・
母さんは あなたと暮らせた19年間幸せでした・・
『ありがとう・・』」
ご家族だけで送りたい そんなご希望もあり
ご近所やご町内の方々に 挨拶を済まされ迎えたお通夜
しかし たくさんの友達や知人の方々が弔問にいらして
弔問の方は300人程もいらしゃる
式場に入りきらず ロビーからも溢れ出し外にも・・
お焼香も1回焼香でお願いしましたが
すべての方が終わられるまで40分もかかり
お式が終わっても 誰一人帰られない・・
ご友人の方から お傍近くでお別れをしていただくこと
1時間・・・まるで眠るが如くきれいなお顔でしたので
柩にすがり「何 寝てるんだよ!起きろよ!」と叫ぶ友達
泣き崩れる友人 多くの友達皆が声を出し泣き叫ぶ光景
心が張り裂けるような辛い時間でした
ご親族の皆さんは5名様 お食事も人数分しかなく
お母様も 放心状態・・お疲れと悲しみで
気丈に振舞われるも 立っているのがやっとのご様子
仲のいい子10人位なら残ってもらっても・・と
おしゃたのですが ロビーから外にはどうみても
70〜80人はいらしゃる様子 朝まで此処にいると
言う友達ばかり・・・
お母様とお話をして 今夜は最後の夜 ご家族だけで
ゆっくりとした お別れの時間をお持ちになりたい
ので 皆様には明日また是非ご会葬下さいと
お願い申し上げ お帰りいただきました
最愛の息子の突然の死・・・
母なら 気が狂わんばかりの悲しみです
もし 我が子なら・・
自分の息子の姿と重なり
悲しみの中に身を置き 涙した時間でした
お母さんの『ありがとう』が
桜の花びらとともに風に乗り
天国の息子さんに届きますように・・・