早朝 突然の訃報が
大変お世話になった方の 奥様がご逝去
「今日のお通夜なんだけど 来てくれない?」
実は 明日もスケジュールはいっぱいで
夜も通夜式の担当を・・・と予約が入っていました
色々と試行錯誤やっと 段取りをつけて通夜式に向かい
式場に到着すると 故人のご長女様が出迎えて下さり
「長女の00です 今日はご無理をお願いしまして・・」
「大変でしたね 精一杯懸命にお手伝いさせて頂きます
何でもご遠慮なく 仰って下さいね」 と申し上げると
もう・・・涙が溢れ止まりません
娘さんも 我慢していたものが堰を切ったように・・・
お母様とそっくりのお顔立ち 気丈に振舞う姿にも
しっかり者のお母様の お姿が重なり合って
ご主人様の お悲しみも言葉には言い表せないほどの
深いもの・・・何時も 何処に行くのも夫婦一緒
ご主人の運転で毎日のように お出かけされるのが
何よりの楽しみだったそうです
6日前腸閉塞で急遽入院 レントゲンで癌が発見され
肺もお腹もリンパも 手の施しようが無いほど転移
とにかく人工肛門の手術をと開腹をし その翌日には
自分の足で歩き 笑顔で会話をされていたのに
3日前に急に「胸が苦しいの・・・」と言われ
検査をされると 肺に水が溜まり
その日の夕方には 意識が無くなり
そのまま帰らぬ人となられた奥様
「自身が癌に侵されていることも知らずに
心の準備もなかったけれど 苦しまずに逝ったので
本人は幸せだったかも知れませんね」 と
仰ったお言葉に 遺されたご家族の
悲しみの深さを感じました
短い人生でしたが そのお顔は眠るように穏やかでした
この世での責務を立派に果たされ
安堵されたかのような まるで微笑まれてるような
お顔を拝見しながら
「ありがとうございました 安らかにお眠り下さい」 と
祈り手を合わさせて頂きました・・・
パンジーの花言葉 「私を 忘れないで」「真実の愛」