満潮 06:04(潮位=245.6cm)
干潮 11:53(潮位=76.5cm)
潮周り 大潮
ポイント 木曽川立田大橋上流 左岸テトラ帯
同上 右岸
今日は若い衆主催のハゼ釣り&BBQ会。
てことで、場所を確保するため早朝に現着。
BBQ用の場所キープは若い衆にまかせて、ウチは前回のポイントへ。
やはり遠めで良くあたる。
テトラの穴釣りはポツポツ。
すぐに天ぷらサイズを10匹くらいキープ。
が、満潮を過ぎて下げ始めると、
それに合せて上流からの風も強くなり、
あたりも遠のいてしまった。
粘ったけれど、寒さに耐えられず右岸へ移動。
BBQには後で合流しよう。
といっても入りやすいポイントはすでに人がいっぱい。
人が入っていない良さそうなところはというと、
草や潅木が生い茂っている。
「ちょっとここは、よう行かんね〜」
と、そこへ1台のワンボックスが停まり、おじさんが…。
「何釣るのぉ?」
「ハゼです」
「ここはねえ、浅いでいかんと思うよ。
あそこほら1本大きな木があるでしょう。
あそこは深いでいいと思うよ。案内してあげるわ」
「!」
で、おじさんのワンボックスについて200mほど下流に。
「ついて来やあよ」
見れば、草の上になんとなく人が通ったような跡。
その先、石組みへと続く道は、なんと葦のトンネルではないか。
それも屈んでやっと通れるくらいの。
ホントなら絶対尻込みをしてしまう。
何しろ魚群もかみさんも大の虫嫌い。
ハチ怖い。クモ怖い。他の虫も…。
でも、おじさんグングン進んでいく。
ええいっと心を決めて、突き進んでいきました。
トンネルは最初の20mほどだけで、ほどなくきれいな林の中に。
「わたしはねえ、シジミ採りをするもんだからねえ、どこでも行っちゃうよ」
「そうですか」
「ここはねえ、ほとんど人が来おせんで」
「(そりゃあのトンネルはくぐりたくないもんなあ)」
さらに進んでいくと…。
うわ!めちゃきれいな場所。
ごみも落ちていないし。
ここは『大秘境』と名付けようではないか。
「いいでしょう、ここ? じゃあ頑張って」
「どうも、ありがとうございました」
「わたしはもう少し下流にシジミ採りに行くわ」
早速、魚群はチョイ投げで。かみさんは延べ竿で。
初めてのポイントは丹念に探らねば。
@高切れで天秤からロスト
A何かの根がかりで仕掛けロスト ×2
この間、唐揚げサイズが2匹のみ。
大秘境、超渋いじゃないか。
と、突然大きなアタリ。
ハゼじゃない。グーンと引っ張られる。
道糸は3号でハリスは1号。
ドラグを調整しながらやりとりするけど、ラインは出て行く一方。
(何だ!?)
セイゴなら浮いてきてエラ洗いするだろうけど、こいつはしない。
グングンと横へ、沖へ走られる。
クンっ。
(あ!バレた)
ラインブレイクかと思ったら、すっぽ抜け。
何しろ6号のハゼ針だから…。
でもあれは何だったんだろう?コイかな?ボラかな?
その後、沖目と近めに深い場所を見つけて、
ちょっと小型だけどキープを追加していた頃…
「どう?釣れる?」
「うわ!びっくりした!!!」
おじさん、シジミ採り道具を持って戻ってきた。
「人がいっぱいだったから、戻ってきたよ」
ホントびっくりした。
何たって大秘境だから。
まさか人が来るなんて思ってもいなかった。
おじさんはジョレンでケレップの上流側の砂底をガリガリ。
魚群とかみさんは下流側の深場でハゼ狙い。
その他に人はなく、この頃は風も弱く、雲の隙間からは陽射しが。
なんという穏やかで豊かな時間。
ハゼは思ったほど釣れなくて、型も小型だったけど。
「あれ?もうエサないね」
「撤収しますか」
「もう帰っちゃうの〜?ちょっと待ってよ〜」
「?」
「これあげるで」
ザーっ。
ジョレンからレジ袋いっぱいほどのシジミ。
「ここのシジミはねえ、ほとんど砂だしも必要ないで。
シジミ汁にするとうんまいよ〜」
思わぬお土産。もう、ホント、ホント、大感謝。
ウチが釣ったハゼ、もっと型が良くて数もいれば
おじさんにお返しできたのに。

(1回分ずつ小分けにしたシジミ。これから冷凍庫へ。
冷凍でも熱湯に入れるとパカっと開くんだって)
で、さっそく…
「うまい!」
今日は天使のおじさんのおかげで、すごくいい1日となりました。
ハゼは30匹キープ。
今日は画像…、なし!

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