2011/6/9  8:43

父の歌6  短歌

〈西日本の旅に出る前の半月ほどで、事態は改善の方向へ急展開〉

〈それまでは、毎晩のように〉
夜が開けて 今日も徹夜のカーニバル 昼夜逆転 悪循環に陥る

〈5/16 み仏は、私の修行段階を引き上げると同時に、妻の介護の苦しみを癒してくださった〉
修行でのたった半歩の前進で み仏大きく妻の苦を抜く

〈そして、妻は〉
初めてのお力体験 腹に落ち 信を深めて 精進に励む

〈5/26 父の苦の原因を思惟し、私の兄弟の水子たちに行き着いた。純粋に彼らの救いだけを願い、父と共に懺悔の祈りを捧げたのち、父の名前で供養を願いでた〉
水子の兄弟(みずこ)たち 懺悔の供養を捧げたり 「毒が抜けた」と妻は歓ぶ
「ありがたや」そんな言葉が義父からと 妻は驚き 仏恩報謝(ぶっとんほうしゃ)
「はじめから、僕は柔和」と義父の声 「増々そうだね」と寛容な妻

〈尊くもみ仏のお力を頂いて大きく改善した父。今では以前とは比べ物にならない小さな波を越えながら、日々を過ごす〉
帰宅せば 父はベッドにしがみつき 「死にはぐった」と涙目で訴え
目を剥(む)いて「兄貴!兄貴!」と叫ぶ父 13回忌の兄を求めて

「鍵ないよ」 空しい抵抗試みて 今日も強面(こわもて) デイが連れ行く
送り出し さてと机に向かえども ふと気がつけば 夢のまた夢

魂が一族の浄め受け入れて 障害者背負って 鑢(やすり)がけの日々

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