2008/2/23  9:14

「秘境添乗員」のご感想  連載「本の話・秘境添乗員」

 「秘境添乗員」届きました。4ヶ月連続でイラク。長編ですね。

 内容的には、「報道できなかった・・・」と同じような記述が目立ちますが、「秘境添乗員」の方が、回を追うごとに、文章がしまってきているように思えます。ぎゅーっと濃くなってきている。特に今月号。
 トマトとか、水分のある野菜を干すと、だんだん味が濃くなってきますよね。今月号は、セミドライトマト状態といったところでしょうか。なんで突然食べ物なのか・・・変な表現で、恥ずかしいのですが、日本も含めた、各国からの兵士のコメント部分などを読むと、イラク戦争をとりまく風潮が『書いてあること』以上にいろいろとあぶりだされてくるように感じ取れるので、これは、文章の味が濃厚になってきているのではないかと、思う次第です。
 コメントから察する現場の兵士の温度の低さと、そこかしこに記載されている、イラクで起こっていることの悲惨さが、今回の戦争というものの様相を浮かび上がらせるように作用していて、読んでいるうち、なんとも恐ろしい気持ちになりました。
 だいたい、小学校教諭をしていた人が兵士になるってどういうことなんでしょうか?私には、全く理解できません。そんなの、あまりといえば、あんまりです。これには、ショックを受けましたが、金子さんが書いてくださらなければ、知らないままでしたしね。世界にはこういう人もいるのだ、と自分を納得させました。
 最後は、なんだか独り言のようになってしまいました。

 もう2月下旬!寒かった冬も終わろうとしていますね。
 春からも、いよいよ良いお仕事なさいますよう、お祈りしております。では。

 長い間、皆様にご愛読頂いた「秘境添乗員」も、あと2回で終了となります。最後まで精一杯執筆して参りますので、応援のほど、宜しくお願い致します!
 
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2008/2/3  8:44

「秘境添乗員」の感想文  連載「本の話・秘境添乗員」

 今年も早速、連載『秘境添乗員』(「本の話」文藝春秋)をお送りくださり、ありがとうございます!  

 先月・今月も『秘境添乗員』読ませていただきました。
 内容的にも文体的にも『報道できなかった自衛隊イラク従軍記』と似てますね。
 今回興味深かったのは、自衛隊や現地の描写は、『報道できなかった・・・』も『秘境・・・』も、「さすがプロ」と感心してしまうような冷静かつ精緻な表現で書かれていて、両者に大きく差がないのに、『秘境・・・』は金子さん個人の思いや感じたことを書いた部分が強くでていて、しかもその部分になると急に素朴な感じになるところでした。
 文章全体が同じトーンで終わらないところは、ほんとに金子さんの個性なのだなあ、と改めて思いました。例えば、今月号の「花畑のなかで小さい子が母親に抱かれている姿を見て、平和になりますように!」と強く願う部分や、「イラク人が怖くなり、その後自分の使命を思い出し・・・」などというところ。
 金子さん個人の考えや思いが表現される部分は、とても生っぽい感じで迫ってきて、
なんだか痛々しいような感じがしました。
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2007/11/24  9:07

連載「秘境添乗員」は、3年目に突入します!  連載「本の話・秘境添乗員」

 月刊「本の話」(文藝春秋刊)の連載エッセイ「秘境添乗員」は次回で24回目。実に、丸2年が過ぎたことになります。いつ連載が打ち切られるか分からないような未熟なエッセイストを、ここまで育ててくださった編集者や読者の方々に、篤く御礼申し上げます!どこまで続けさせて頂けるかは分かりませんが、是非、これからも宜しくお願い申し上げます。

 さて、友人で読者でもあるTさんから感想メールが届きました。有難いんですよね。こう言うメール。本当に参考になります。ありがとうございます!
 
 「本の話」、20日に届きました。
 今月の「秘境添乗員」、文頭から文末に至る流れがぴたりとはまっていて、着地に成功!されているように思えます。
 前半「モーセの道を行く」ツアーの部分に、筆者のアラブ世界の歴史・文化に対する思いの深さが自然に感じとれるので、内容の変わる後半「イラク自衛隊従軍通訳依頼」の部分が違和感なく読み進められます。
 今回は、緊張感の高い内容ですが、ところどころにユーモアも挟み込まれていて・・・まとまりと小休止があり、かつ内容の濃い、一般性のある文章ですよね。私個人の好みで言わせていただければ、今まで読ませていただいた「秘境添乗員」の中でベストです。
 「緊張や緊張感」という言葉が6回でてくるので、読んでいて少し気になりますけれど。(読んでいて、あっちでドキドキ、こっちでドキドキと言う感じがして、ちょっと気持ちが落ち着かないのです。)

 もう次回の原稿をお書きになったのでしょうか。
 いつか、派手なエピソードはなくてもいいので、日本から誰も行ってない、知らない土地を金子さんが個人で旅行された時のお話、読みたいです。
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2007/5/18  1:16

連載「秘境添乗員」の書評  連載「本の話・秘境添乗員」

 一昨日、できたてのほやほやの月刊「本の話」(文藝春秋社)が送られてきた。
 
 当初は、「エッセイなど書けない!」となげきながら書いていた連載「秘境添乗員」も17回目を迎えた。今度、執筆するのが丁度一年半目の号となる。不思議なもので、「本の話」が届くと、ポストから部屋に戻る間、自分でまず「秘境添乗員」を開いて見る。私は執筆者であると同時に、楽しみに待つ読者でもあるのだ。

 この「秘境添乗員」の書評(?)が、高知新聞に掲載されていたので、全文を紹介したい。

■月曜ワイド 『コーヒーブレーク』(高知新聞、2006.12.18.朝刊11頁) 
 
 ○…新刊本の情報などを知りたい時、もちろん新聞の書評などもよく見るが、いろんな出版社から毎月出ているPR誌が重宝する。筑摩書房「ちくま」、文芸春秋「本の話」、新潮社「波」、講談社「本」などだ。

 ○…パラパラめくってまず目にとまるのは、好きな作家やエッセイストらの名前だ。たとえば作家の堀江敏幸さんや、歌人の穂村弘さんら。彼らの作品もそうだが、どんな本を紹介しているのかも興味深い。一方で全く知らない人たちに出会うのも、こういった冊子の面白さだ。最近では「本の話」の金子貴一さんの連載「秘境添乗員」が楽しい。エジプト留学の奇妙な体験など、びっくりすることばかりだ。

 ○…もう一つ楽しみなのがそれぞれの表紙だ。美術作品が載っているものが多くて、「ちくま」には大人気の奈良美智さんが、女の子の顔などを描いている。十二月号では、いつもの女の子が眼鏡をかけていた。画家の変化までわかって面白い。

 ○…インターネットに比べれば、はるかに少ない情報量だろうが、こんな冊子の方が手触り感があってずっと好きだ。八十円や百円でいい気分になれる。

 高知新聞社さん、どうもありがとうございます!

 そういえば、昨日、担当編集者からメールが届いた。新編集長との話し合いの結果、もう少し連載を続けさせてくれるという。エッセイという名の文章を少しでも書けるようになったのも、この編集者氏のご指導のお陰である。いつまでかは不明だが、続く限り、この仕事を通して自分を成長させて行きたいと思っている。 
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