ウィキペディアに関わり始めて2年以上になるが、まだまだ百科事典と呼ぶには程遠いと思う。ソフトウェア開発で言うところの
アルファ版と言った感じである。とてもまだ
ベータ版とさえ呼ぶことはできない。
みんなで作るというのはすばらしいアイデアだ。それ故にウィキペディアは急成長した。私もそれに魅せられて参加して来た。しかし執筆責任者もいなければ、編集責任者もいない。管理者と呼ばれる人は単に事務・雑用に携わる人であって、記事の内容に責任を持つ人ではない。
誰も記事に責任を持つことができない。持とうと思っても持ちようが無い。誰でも書き替えることができるからだ。改善されるのならいいが、改悪されることもある。
誰でも参加できるのはいい。しかしどこにも責任者がいないので結局無政府状態、と言うかほとんど無法地帯になっている。
「
西和彦」問題は何だろう? 西和彦という人に付いてほとんど何も知らないが、ともかく本人にほぼ間違いない人が出て来ているのに、それに応対できる責任者がどこにもいない。
ジミー・ウェールズに直接掛け合ってもいいんじゃないかとも思うが、彼は英語版以外の内容には(読めないため)ノータッチらしい。
ともかく百科事典と呼ばれ得るものを作るならば責任者がいなくては不可能だと思う。
結局ウィキペディアというのはジミー・ウェールズ氏の個人サイトに過ぎないのだろうか? 彼が英語版以外に責任を持とうとしない限り、ウィキペディア日本語版が百科事典と呼ばれるにふさわしい日が来ることは無いのだろうか?

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