前にもどこかに書いたことがあるはずなのですが、旧約聖書にはアダムとイヴは「二人とも裸であったが恥ずかしいとは思わなかった」(創世記第二章、25節)とあり、善悪を知る木の実を食べたために「二人の目が開け、自分たちの裸であることがわかったので、いちじくの葉をつづり合わせて、腰に巻いた」(第三章、7節)とあります。
ヨーロッパやアメリカでヌーディズムが成り立っているのは、どこかにこの「元々人は裸を恥ずかしいとは思わなかった」というユダヤ教・キリスト教の教えが支えになっていると感じてしまうのです。まあ簡単に言うと、アダムとイヴこそ元祖ヌーディストという訳です。
ヌーディストキャンプで裸の人々を見ていると、「この人たちは自分たちがアダムとイヴになって、楽園を演出しているのではないか」と思うことがあります。
もしこの考えが正しいならヨーロッパやアメリカなどユダヤ教・キリスト教の国以外でヌーディズムが広まらないのも仕方ないことと思えて来ますが、いかがでしょうか?

3