数日前から横浜ベイスターズの親会社であるTBSが球団を売却するという話がありましたが、どうやら不調となり、売却という話はなくなったようです。TBSが球団の株を64%ほど持っているようですが、これを住生活グループに売却するという話だったようで、フランチャイズの問題などで交渉が決裂し、破談になったようです。横浜ベイスターズのファンというわけではありませんが、一応横浜在住であることから横浜ベイスターズはそれなりに応援しています。が、球団経営がお粗末だし、弱くて話にならないことや、プロ野球そのものがつまらないことから、ほとんど傍観してるようなものです。今回の売却話ですが、球団の売却に大賛成で、フランチャイズも横浜以外になれば縁が切れると思っていましたが、残念ながらそうはならなかったようです。それにしてもこの売却話、かなりお粗末だったようです。
売却先であった住生活グループの社長が球団を広告塔と考え、年間20億円程度の赤字であれば問題ないと発言したり、住グループの社名を周知させるために球団を持つとか発言したりで、20年以上前の感覚しかない古い考えの持ち主だったようです。この発言を聞いて、住グループが球団を持ったとしても、長くて5年、早ければ3年程度で球団をまた売るだろうと思いました。プロ野球にしろJリーグにしろ、現在は地域に密着した形でないと成功しないことがはっきりしつつあるにも係わらず、その辺の事情は全く考えず、宣伝塔としか考えていないとすれば、こんな会社に球団を持ってほしいとは思いません。しかも球団を買うということに対して事前に調査したとも思えず、フランチャイズは勝手に変えられると思っていたとかの発言もあり、馬鹿じゃないかと思ってしまいます。この程度の人間が社長をやれるなんて、住生活グループという会社のレベルが分かってしまいます。
現在の横浜ベイスターズの球団経営というのもかなりいい加減で、どうしようもありません。横浜ベイスターズという形で横浜の名前がついているものの、横浜の地域球団としての努力もなく、単に横浜球場を本拠地として使用しているだけ、に見えます。おまけに監督が巨人のコーチの払い下げという感じで、何を考えているのだろうと思ってしまいます。金持ちで高額報酬の有名選手を集め、自前で選手を育てない巨人と、貧乏(?)で自前で新人を育てる必要がある横浜ベイスターズでは野球に対する考え方が全く違うはずですが、巨人のコーチを監督にしたらまともな野球が出来るはずもなく、3年連続最下位というのも無理はありません。親会社であるTBSがまともに球団を経営しているとは思えないし、本気になって球団を応援する気にはなれません。同じ首都圏で同一リーグである巨人に対抗することが横浜ベイスターズの存在価値であると考えていますが、そんな考えは球団にもTBSにも全くないようなので、横浜ベイスターズが横浜から出ていくことに賛成でしたが、残念な結果となりました。

0