我が家の庭木の整理の2回目として、もっこくの木の剪定を行いました。我が家の庭には高さ3mほどのもっこくの木が1本あり、毎年新芽が出た後の初夏と晩秋というか初冬に剪定をしています。今年は少し早目ですが、一応剪定したものです。ここ数年、毎年剪定しているので、本来であれば形良くなるはずですが、残念ながら樹形は良くならず、イマイチという感じです。このため、今年は剪定する前にじっくり樹形を眺めることにしました。この木は幹から数本の枝が張り出しており、それらの枝に葉がついている形ですが、幹からからは葉先までが同じ程度となっており、下の枝に日光が当たらないため、葉が上を向いているような気配があります。また、南から西にかけて枝が伸びる傾向にあり、南西方向が高くなっている感じです。今年はこれらを考えて剪定することにしました。
まずは最上部を小さくすることで、周りにはみ出している枝をかなりバッサリという感じで切り、直径が60〜70cmほどあったものを50cmほどまで詰めました。また、上に伸びている小さな枝葉を多めに切り、風通しを良くするとともに、下の枝に対する日当たりも幾分良くすることにしました。とは言うものの、脚立を使った剪定なので全ての場所が上手く切れるはずもなく、完全とはいきません。しかも脚立は10尺という長いもので、据え付ける場所にも制限があり、かなり大変です。大は小を兼ねると考えて10尺の脚立を買ったものでしたが、実際に使ってみると大き過ぎる感じで、扱い難いというのが結論です。どうも8尺とか7尺の脚立の方が扱い易く、使い勝手が良いようですが、今更買い換えるにしても置き場所を考える必要があり、失敗でした。
2段目以降も同じような形で幹から枝先までの距離を短くすることにして長い枝を切るとともに、上に伸びている枝葉を切りました。上の方はなるべく多くの枝葉を切ったことから、全体的にかなりすかすかとなり、いささかみっともない形となりました。特に外側に伸びていた枝は、枝の固まりの下側から出ているものが多かったことから、枝の固まりの下側の枝の切り口がまともに見え、何だか変、という感じがしないでもありません。もっこくに限らず段階的な形で枝葉がついている木の剪定は素人には難しく、枝葉が外側に張り出し、段々とみっともない樹形になるものですが、何処かで思い切って小さくしてやるしかないようです。金木犀も前回の剪定で小枝を切り、かなり涼しく(?)なっており、もっこくも同じような感じになってしまいました。剪定したということがはっきり分かることから、悪くないのかもしれません。

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