2010年も本日で終わりとなりますが、大みそかの横浜の夜明けは曇り空ということで、かなり暗い感じです。もしかしたら、今年1年を象徴しているような空かもしれません。我が家の年末行事である餅をつきました。餅つきをしたといっても臼やきねを使って餅をついたわけではなく、電気餅つき機で餅をついたものです。関東の餅は切り餅のようですが、我が家は自分も連れ合いも九州出身であることから、伝統的(?)に丸餅で、雑煮に入れるのも当然のことながら丸餅です。使っている電気餅つき機には丸棒が付いており、何に使うのだろうと不思議に思っていましたが、切り餅を作るのであればついた餅を延ばす必要があり、多分、餅を平らにするのに使うのでしょう。今年は少なめということで、餅米は5Kほどで、餅つき機を3回ほど動かしただけで終了となりました。
前夜に餅米を洗って水につけておき、翌日の朝から餅つきという感じで、今年は連れ合いが気分が悪いと言っていたので、準備から全てを自分でやるつもりでしたが、結局、事前準備は連れ合いがやり、餅つき機の準備や、丸めた餅を並べる台の準備と、餅つき、及びついた餅をちぎるのを担当したようなものです。餅つき機は蒸す機能とつく機能があり、餅つき機に水を入れ、前夜に水につけていた餅米を水切りして餅つき機に入れ、蒸しボタンを押して餅つき開始です。30分ほどで餅米が蒸しあがり、その後に餅つき開始となります。男の餅つき(?)なのでかなりいい加減で、最初に入れる水の量を測るようなことはしません。何年か使用しているし、水の分量が多くてもほとんど影響はないことから、どちらかというと少し多目に入れます。つく時間もかなりいい加減で、様子を見ながらという形です。
つきあがった餅は片栗粉を入れた台の上に餅つき機から出し、餅が熱い状態でちぎり、それを丸めます。当然のことながら熱い餅は表面がすぐに乾き、表面側の皮が固くなることから、適当にひっくり返しながら餅をちぎります。2年ほど前、餅が熱くてちぎるのが大変なことから、しばらく冷まして丸餅を作ったことがありましたが、部分的に固くなり、焼いても固い部分が残ってしまうという失敗をやったことがあります。餅つき機での2回目以降も同じようなやり方ですが、餅つき機の下に蒸気を通す穴があり、この部分が最初についた餅で塞がることがあります。この穴が塞がっていると大変で、下の方のもち米は水分が多くてぐちゃぐちゃになるにもかかわらず、上の方は蒸されず米のままとなり、まともな餅にはなりません。我が家では、2回目以降はこの穴についた餅を取り外し、しっかり穴が開いた状態で餅米を入れるようにしています。今年も1年無事に終了したということで、感謝の気持ちを込めて餅をついているようなものです。

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