2009年10月に設置した我が家の太陽光発電装置ですが、2010年の総発電量が算出出来ました。設置した太陽光設備はシャープ製で、160Wタイプのパネルを22枚屋根に搭載してあり、出力としては3.52 KW となります。屋根は切り妻タイプで角度は23度ほど、ほとんど真南向きということで、条件的には最適に近いと考えています。2010年の我が家付近(横浜)の1年間の天気は快晴:78日、晴れ:113日、晴れ/曇り:53日、曇り:64日、雨:57日といった感じです。この天気は太陽光発電量から1日の状態を判断したもので、気象庁などの判定とは関係なく、自分の感覚によるものです。数年間の記録を取らないとはっきりしたことは言えませんが、感覚的には例年通りという感じがします。2010年の1年間の発電量は4276 Kwhr となっており、まずまずの結果でした。この発電量のうち、売電は2361 Kwhr ほどで55%強、自家消費分が1915 Kwhr で45%弱となりました。
昼間に使用する電力はそんなに多いはずはないと考え、自家消費分は4割弱だろうと推定していましたが、意外と自家消費分が多い感じです。オール電化家庭では、電気料金が安い時間に洗濯を行うなどの話を聞きますが、我が家では太陽光発電の自家消費分を減らすために洗濯を夜に行うとか、炊飯を朝早くや夜にやるとかの対応は行っていません。また、夏にはクーラも扇風機も使っていないし、冬の昼も暖房に電力を使うことはほとんどありませんが、去年の夏は猛暑だったことから、強制換気ということで、換気扇が昼間にかなり回っていたようです。毎月の発電量を見てみると、11月から2月までの冬は、平均300 Kwhr 程度、5月から8月までの夏は、平均400 Kwhr 程度、3月、4月と9月、10月は平均350 Kwhr 程度となり、合計で1年間の発電量は4200 Kwhr 程度となります。多分、この辺が基準値(?)ということで、恐らく年間の発電量の変動は5%以下程度で収まるだろうと推定しています。この辺は数年間に亘って測定するしかありません。
1 Kw 当たりの年間の発電量を計算すると1200 Kwhr 程度となり、悪くない感じがしないでもありません。売電額は現在は1 Kwhr 当たり48円であることから11万2千円ほど、自家消費分は1 Kwhr 当たり22円で算出すると4万2千円ほどで、合計で15万4千円ほどとなります。売電価格が高い10年間の平均がこれと同一とすると、10年間の発電額は推定で154万円となります。その後は売電価格が落ち、22円で推定すると年間に9万2千円ほどとなります。我が家の設備は1 Kw 当たり70万円ほどだったことから消費税を入れて258万円ほどでした。これに対し、国や自治体からの補助金が47万円ほどあったことから実質的には211万円ほどの費用がかかっています。この費用を回収するためには17年ほどかかることになり、装置寿命である20年間、故障なく設備が稼働すれば何とか費用が回収出来るということになります。どちらかというと、取らぬ狸の皮算用的な話ですが、17年間、故障なく動作すれば費用を回収出来るというのも気が長い話です。

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