ロンドンオリンピックアジア最終予選の第1戦であるマレーシア戦をNHKのBS放送でテレビ観戦しました。マレーシアはこのグループで1番弱いという前評判だったし、ホームでもあることから、3−0で勝って当然と思っていましたが、結果は2−0の勝利ということで、イマイチの結果としか思えません。前半の10分過ぎ、最初の得点を入れたのは別として、その後は攻めながら得点出来ずという有り様で、見ていて何をやっているのだろうという感じでした。マレーシアに攻められる場面はほとんどなく、前半はシュートもなかったことから、失点するような感じはなかったものの、絶好機に得点出来ないというのも、見ていてもどかしいものです。前半の終り頃からミスも多くなるとともにマレーシアも日本の攻めになれ、パスミスやらパスをカットされる場面も多くなり、イマイチという試合でした。特に後半は日本が攻める場面も少なく、暑くもなく、コンディションは悪くなかったはずなのに、何だかなあ〜、という印象しか残っていません。
パス交換などは技術もあり、幾分ましなものの、サッカーは得点を競うもので、ボールの保持率を競うものではありません。得点を取ってこそ意義があるもので、そういう面からみていると、下手としか言いようがありません。ミドルシュートの精度のなさや、ゴール前でのシュートの場面など、お粗末としか言いようがありません。ミドルシュートは枠内に行ってこそ価値があるもの、それが枠内に打てないなどという選手は、下手としか言いようがありません。おまけに2本も同じ形でバーをオーバするミドルシュートを打った選手なんて、馬鹿としか思えません。1本目のシュートを外した時、ミスを反省していないのか、それとも技術がないくせにミドルシュートを打っているのか分かりませんが、どちらにしろ、お粗末です。もう少しまともにミドルシュートの練習をした方が良いだろうと思います。また、ゴール前でのシュートも、ボールをトラップしてからシュートを打つまでの時間が長く、1秒以上もかかるようでは相手DFに防がれるのも当然、という感じです。
FWは大迫が先発でしたがこの選手、特長がないイマイチの選手に見えます。FWというのは得点してこそ価値があるもの、1試合に2度か3度しかないチャンスで得点出来ないようでは並みの選手、という評価でしかないでしょう。交代出場した永井はスピードという特長があり、技術もまずまずなので、大迫より永井の方が印象に残ります。原口、清武といったフル代表に選出された選手の出来はまずまずでしたが、清武は疲労が残っている印象で、身体の切れが悪かったようです。マレーシアのGKがかなり上手かったものの、せめてもう1点は取ってほしかったものです。弱いという前評判のマレーシアでしたが、前評判ほど弱くなかったような印象があります。もしかしたらシリアより上で、アウェーで戦うマレーシア戦は、かなり苦戦することになるのかもしれません。2次予選で1敗し、得失点で勝ち上がったように、FIFAのランクほどの差は他国とはなく、今回の予選でもかなり苦戦するような感じを受けたマレーシア戦でした。
*シリアはホームでバーレンに3−1で勝ったようなので、事前に予想されていたよりシリアが強いのか、またはバーレンは予想より弱いのかもしれません。

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