例年だと12月は活動しない「庭の整理」のボランティアですが、今年は依頼があることから活動することとなり、今年12回目の活動となりました。今回のユーザ宅は西南角地といった感じの住宅で、西側と南側の道路に面した100坪弱程度の家でした。庭も結構広いものの手入れがされていず、木は周りが幾分切られているものの、上は伸び放題という感じで、ほとんどの木が4mほどの高さまで伸びており、せっかくの広い庭もその分日当たりが悪く、しかも枯葉がかなり残っている状態でした。雑草もかなりあるようですが、流石にこの時期となると枯草となっており、今回は雑草取りはやらず、庭木の剪定だけをやることにしました。しかし、ここの庭木はどういう考え方で植えたのか理解に苦しむ感じで、訳がわかりません。庭のほとんど真ん中に栗の木があり、この木は2階の屋根より高いという感じで5mほどもあり、半径3mほどという感じで枝を広げています。その他に樫系の木が1本あり、これも4mほどの高さがあります。
また、南側にはヒイラギ(らしい?)、椿、銀木犀(?)、サザンカ、紅葉などがあり、これらの木は幅1mほどに切られているものの、上は伸び放題という感じで、いずれも4mほどの高さになっています。しかも紅葉以外は枝が込み入っており、常緑樹であることから葉が茂り、庭の日当たりが悪くなっています。南側道路は東に向ってかなり傾斜しているし、庭も広いので、目隠しという形で常緑樹を植える意味はなく、生垣でもない形で常緑樹が1m半ほどの間隔で植えてある理由が理解出来ません。また、ヒイラギなどという棘のある木を、生垣とするならまだしも、1本だけ植えてある理由も理解出来ません。かなり酷い状態の庭なので、今回は南側道路に面した木を重点的に剪定し、道路からの見た目を良くすることにしました。伸び放題の木の強剪定などというのは誰もがやりたがらないことから、椿と銀木犀をバッサリ切ることにしました。枝がかなり込み入っていることから、下から伸びている枝の数を半分程度まで減らしたうえ、残った太い幹みたいな部分を高さ2mほどで切りました。
残った枝から上に伸びている小枝を切り、高さを低くするとともに、周囲も小さくなるように小枝を切りました。椿も同じような形で切ったものですが、こちらは蕾がついていることから、ある程度蕾を残しつつ、すっきりさせました。椿も強剪定すると小枝が多く出る木であることから、ある程度小枝を残し、新しく出る小枝の数を制限するような形で剪定したものですが、その後に別のボランティアが何を考えたのか残した枝の半分ほどを切り、ほとんど丸坊主にしてしまいました。しかもせっかく残した蕾も全て切ったようで、どうしようもありません。ボランティアとして作業しているので、こちらと違う考えで作業しても注意するようなことはほとんどありませんが、こんなことをやられると、モチベーションが大幅に落ちてしまいます。他のボランティアが剪定した木にはなるべく触らないようにしている分、自分が剪定した木にも触ってほしくないものですが、その辺のことを全く気にしないボランティアもいるので、どうにもなりません。ここの作業は結局1回では終了せず、今月にもう1回、剪定することになりました。

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