今年の6月は比較的天気が悪く、その分、発電量も少なめでした。最も、元々6月というのは梅雨の真ん中で、関東地方では雨が多い月なので、期待発電量が多すぎる、ということかもしれません。2年前の6月の発電量が400 Kwhr を越えたことから、期待発電量を400 Kwhr と考えていましたが、350 Kwhr 程度が妥当なのかもしれません。今年の6月の横浜近辺の天気は、快晴:2日、晴れ:8日、晴れ/曇り:6日、曇り:10日、雨:6日と言った感じで、特に雨が多かったわけではないものの、梅雨時らしい天気でした。この結果、我が家の太陽光発電量は342 Kwhr と、期待値であった400 Kwhr には届きませんでした。今年は天気が悪く、その分太陽光発電量も少なめで、5月に天気が良かったことから、5月までの発電量がほとんど期待値通りとなり、一安心という感じでしたが、結局半年では、60 Kwhr 程度、期待発電量より少なめとなりました。
夏至も過ぎて天気が良い日の日差しが強くなり、気温も上がるようになって、太陽光発電の効率が落ちてきたような感じがあり、昼間の日光が強い時間でも、瞬間発電量が2 Kw 前後にしかなりません。我が家の太陽光発電設備は公称3.52 Kw なので、公称の半分程度しか発電していないようで、かなりお粗末と思ってしまいます。非結晶タイプの太陽光発電装置は、低温での発電効率が落ちるとは聞いていたものの、我が家の太陽光発電装置は結晶タイプであり、低温での発電効率が落ちている気配はないものの、高温での発電効率が50%以下にまで落ちているとすれば、かなりお粗末な装置と感じます。この辺のことはカタログには記載されていないし、使用する太陽光発電パネルは業者任せという面があり、実際に設置してみないと不備な点は見えないこともあります。自然エネルギーの買い取り制度により、太陽光発電にも多くの業者が参入するようですが、遠からずこの辺のこともある程度は改善されるのかもしれません。
6月の発電量は342 Kwhr に対し、売電量は173 Kwhr となっており、50%強ということで、半分程度を自家消費しているようです。本来、夏になってもクーラや扇風機を使っているわけではなく、自家消費電力や使用電力が増えるはずはありませんが、室温が上がることから、強制的に排気が行われるため、換気扇が回っている気配があります。OMソーラハウスと形で太陽熱を利用し、お湯を沸かしたり室内を暖めたりしていますが、給湯機にお湯をためるためや、温めた空気や軒下から取り入れた空気を床下に送るための換気扇など、意外と多くの電気を使っているようです。自然エネルギーを利用した家、というのは良いとしても、自然エネルギーを使うために、電気をかなり使うのではあまり意味がありません。ここは東京電力の管内であり、電気代が上がることから、窓を空けたり、天井裏から排気するために天井裏への階段口を部分的に開け、室温を下げて強制排気用ファンの動作を抑えるなどの工夫を行い、使用電力を少しでも少なくしたいものです。

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