今年も残り1ヶ月弱となり、冬らしい寒さとなりつつあります。関東地方では10月中旬頃まで残暑が続き、暑さにうんざりした年でしたが、冬が来るのが意外と早く、1年で1番過ごし易いという秋が短かった年だったという話もあります。11月という月は比較的天気が安定しているというイメージがありますが、太陽光発電量を観測している関係で天気も観測しているようなものですが、実際に観測していると、11月の天気は意外と良くありません。今年の11月の横浜辺りの天気は、快晴:6日、晴れ:8日、晴れ/曇り:4日、曇り:6日、雨:6日といった感じで、比較的雨が多い月でした。去年は快晴と晴れ、晴れ/曇りの合計が17日、曇りが10日、雨が3日と去年より今年は雨が多かったものの、11月のこの時期になると曇りの日の発電量は少ないことから、曇りと雨の日の合計の日数が発電量に影響するようです。
今年の11月の発電量は302 Kwhr と、期待値である300 Kwhr をほんの少々上回りました。去年の11月の発電量は299 Kwhr だったので去年とほとんど同じですが、天候も似たようなものだったので、当然の結果かもしれません。今年は去年と違い10月までの発電量が期待値並みのため、11月12月の発電量が期待値を下回ると、年間の発電量が期待値を下回りますが、どうやら1昨年並みの発電量が期待出来そうです。年間の期待発電量は4200 Kwhr で、売電額と自家消費分を含め、電気代としての回収額は15〜16万円程度を期待しており、年間の期待発電量を下回ると、設備回収費が減少し、予定が狂うことになります。電力会社などは自然エネルギーを利用した太陽光とか風力発電は発電量が安定しないことから、買い取りを嫌がっているようですが、年間で考えると変動量はそんなに多くなく、電力会社の経営に影響するほどとは思えません。
我が家の太陽光発電設備は3年ほど前に設置したもので、東日本大震災が発生する前でしたが、東日本大震災による福島原発の事故により、電力供給状況は大きく変わり、電気料金を値上げした東京電力を最初に、各地の電力会社では値上げを申請するようで、電気料金は上がるようです。もしかしたら、先見の明があったのかもしれません。福島原発の事故に関連し、原発の稼働について種々な問題が明確となり、原発を稼働させることの意義が問われていますが、自分的には自家で使用する電気エネルギーを自然エネルギーなどを利用して発電したいと考えていますが、ほど遠いようです。ガスによる発電装置などもあるようですが、やたらとお湯を沸かすようだし、お湯を余り使わない家庭だと、メリットはほとんどないようです。逆にお湯を使うということは、本下水が普及している横浜では上水の使用量に比例して下水の使用料金が決まるため、下手にお湯を使うと水道料金が跳ね上がり、電気料金は安くなっても、ガス代、水道代を含めた料金としては、安くはなりません。

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