今年になって160円台から170円にかけて変動していたみずほFG(8411)の株価ですが、昨日の終値で175円となり、どうやら170円の壁(?)を越えてきたようです。自民党政権となって金融相場になっているという話もある(?)株式市場ですが、前回の大幅増資の公募価格であった169円の壁があった(と思われる?)みずほFGですが、去年の12月13日から出来高が1億株以上の日が連続しており、株価も130円台160円台となり、昨日の終値は175円と、160円台を突破したようにも見えます。12月13日から年末までの出来高は18億株強といった程度で、今年に入っても相変わらず1日の出来高は1億株以上で、昨日までの今年の出来高は41億株程度となっています。大型株とはいえ、流石にこれだけの出来高があるとそろそろ売りが切れそうな気がしますが、元々1日の出来高が1億株あっても珍しくない株だったことから、売りが切れることはないのかもしれません。
零細投資家でリスクの少ない(と思っている?)大型株主体の投資をやっていることから、現在の持ち株のなかでは、みずほFGは主力株となっています。合併前の富士銀行の頃から手掛けているもので、1998年頃、富士銀行の株を買った翌々日、3行合併の話が公表され、2日間ストップ高になったこともあります。また、2001年頃、50万円台で買ったみずほFGの株価が下がり、30万円台、20万円台で買い下がったものの株価の下げは止まらず、どうしたものか悩んだ挙句、6万円台まで株価が下がったことから腹をくくり、心中する覚悟で預金を下ろして資金を準備したもののストップ高となって買えず、結局8万円台で数株買ったことがあります。この株は、50万円台で買った株が儲かる株価になるまで売らないと決意し、結局100万円ほどで売り、結果的には最高値に近い株価で売りました。持ち株で10倍以上となった数少ない例ですが、最もこの時期にかなりの株数を持っていたことから、平均の購入株価は20万円台であり、株価が10倍以上になったと言っても、たいしたことはありません。
現在の持ち株でも1000分割前に50万円台で買った株もあり、持ち株の平均株価は200円強といった程度で、まだまだ含み損の状態ですが、今回の相場は参議院議員選挙前まで続く可能性があることや、株価の上昇は銀行にとって資産の上昇につながり、今期の業績を押し上げる可能性があることから、4月末までに200円台まで株価は戻す可能性があると期待しています。170円台の株価としてもみずほFGのPBRは0.7ほどであり、配当を行っている会社の株価がPBR1以下であるというのも異常とも思えます。自民党の安倍政権は物価上昇(インフレターゲット?)を目指しており、ジャブジャブの金融緩和政策が行われるとすれば、株価は上昇すると思われます。最も、いずれも素人の取らぬ狸の皮算用的な話であり、当てになるかどうかは分かりません。何であれ、今回の相場では4月末頃までは株価が上昇すると期待しています。

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