自分の畑や借りた畑、施設の畑など、4ヶ所の畑で玉ねぎを栽培していますが、借りた畑の玉ねぎの育ちが悪く、今年は玉ねぎの収穫は、かなり悪そうです。自分の畑だけではなく、施設の畑で野菜を作ったり、園芸仲間の畑で野菜作りを手伝うというか主導したりしており、全ての畑で同じような形で野菜を栽培していることから、失敗するとかなりの影響が出ます。どの畑でも同じような形で玉ねぎを栽培したものですが、幸い(?)なことに借りている畑の玉ねぎの出来が最悪で、他の畑の玉ねぎは、普通(?)の出来のようなので、大恥、ということは免れたようです。最も、園芸仲間が借りている畑では、野菜栽培を自分が主導していることは隣の畑を借りている人には見られており、種々と言っている割には野菜作りが下手だ、と思われている可能性がありますが、致し方ありません。5年以上は玉ねぎを栽培していますが、借りている畑での玉ねぎの出来は、この5年間では最悪という感じです。
晩秋に苗を植えるとはいえ、マルチを使っていることから冬に消える苗の数はせいぜい5%程度でしたが、ここの畑では3割程度の苗が冬を越せなかった感じです。本来、冬を越した苗はこの時期になると大きく育つものですが、ここの畑では育ち方もイマイチという感じで、さっぱりです。ここの玉ねぎの苗は早生で4月末から5月初旬に収穫するものなので、この時期、中生の苗より育っているものですが、さっぱりという感じで、早生らしい育ち方をしていません。苗の8割程度は自家製で、そんなに小さいものではなく、自分的には普通程度だったし、残り2割は園芸店から買ってきたもので、植えるのが幾分遅れたものの、玉ねぎの苗は比較的強いことから、問題はなかったはずですが、結果的には惨敗となりました。玉ねぎの栽培はそんなに難しいと感じたことはなかったものの、今回だけは大失敗だったようです。
ここの畑は去年の春から借りているもので、以前の状態が不明であることから、1〜2年程度は試行期間みたいなもので、最初からまともに野菜が栽培出来るとは考えていなかったので、ある意味、仕方がないのかもしれませんが、原因をしっかり把握しないと、今年以降も失敗する可能性があることから、種々と考えてみました。玉ねぎが育たなかった原因として考えられるのは、土が酸性だったのかもしれません。元肥として鶏糞を使っていることから、苦土石灰などは少なめに入れており、もしかして酸性土だったとしたら、玉ねぎの栽培には適していなかったと思われます。玉ねぎを植えた畝は畑の端で、畝から1m弱の処に50cmほどの段差があり、隣地は高くなっています。隣地は雑草地みたいな感じでスギナやドクダミがこちらの畑に生えて来ることも多く、この時期、スギナやドクダミを削除していますが、スギナやドクダミが多いということは、土が酸性なのかもしれません。その辺のことを考えて、玉ねぎを収穫した後、石灰を多目に入れて土を中和したり、この畝では酸性土に強い野菜を栽培するようにした方が良いのかもしれません。

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