2013年3月の関東地方は、1946年の観測開始からの平均気温が最高だったとのことで、例年以上に気温が高くて天気も良かったらしく、その分、我が家の太陽光発電量も増えました。最も、平均気温がそんなに高くなかった2011年と同程度なので、平均気温が高かったことと太陽光発電量が多かったことには、直接の関係はないのかもしれません。我が家付近(横浜市の南西部)の今年の3月の天気は、快晴:13日、晴れ:3日、晴れ/曇り:6日、曇り:5日、雨:4日といった感じで、雨が比較的少なく、快晴の日が多かったようです。その分、太陽光発電量も多く、419 Kwhr の発電量でした。電力会社への売電は、246 Kwhr ということで、発電量の59%弱ということで、こちらもまずまずの感じです。
去年の3月の発電量は318 Kwhr で、売電量は163 Kwhr、1昨年の3月は412 Kwhr の発電量で、売電は239Kwhr と、今年の3月と似たようなものです。太陽光で発電した電力を自家消費した分を比較してみると、今年の3月が173 Kwhr、去年の3月が155 Kwhr、1昨年の3月が173 Kwhr で、当然のことながら発電量が多ければ自家消費分も増えていますが、発電量に対する比率は下がっています。現在の太陽光発電に対する政策は、発電した電力を自家消費するより売電する方が有利なことから、ある意味、昼間の消費電力を減少させて売電量を多くし、その分、太陽光で発電しない夜間に電力を使うという考え方もあります。また、なるべく多くの太陽光パネルを屋根に搭載し、発電量を増やした方が設備回収期間が短くなりますが、我が家みたいな一般家庭では、太陽光発電設備は4〜5 Kw 程度あった方が良さそうで、それ以下だと太陽光発電の電気代で設備費を回収するのには装置寿命と言われる20年近くかかることを覚悟する必要があるようです。
現在の太陽光発電はイマイチ効率が悪いことから、1u当たりの発電量は120〜150W程度なので、4 Kw 程度の設備を設置するためには40u程度以上の屋根面積が必要で、平屋の切妻屋根であれば30坪弱程度の家となり、2階建てで陸屋根でも30坪以上の家が必要でしょう。おまけに装置寿命が20年ほどで設備回収に20年近くかかると考えれば、新築の家であれば別として、太陽光発電設備を屋根に搭載する家庭が増えないのも無理はありません。また、太陽光発電の売電価格は来年からは下がるようなので、一般家庭への普及は、そろそろ終わりかもしれませんが、遊休地を利用した太陽光発電は、早めに設置した方が有利なようです。我が家の太陽光発電設備は3年ほど前に設置したものであり、初期不良が出るのは設置後5年程度なので、そろそろ初期不良が出る期間を過ぎつつあり、安定したと考えても良さそうです。経年変化で発電効率が落ちるという話もありますが、何時頃から発電量が落ちるのか、こちらも気になる処です。

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