今年の横浜の7月は、梅雨明けも早く上旬頃から天気も良くなったことから発電量も多くなると期待しましたが、中旬過ぎから天気は不安定となって曇りの日が多くなり、期待したほどの発電量とはなりませんでした。7月の第2週の7日頃から夏らしい天気となったものの、その天気も第3週までの2週間ほどで、第4週の21日頃から天気は不安定となり、曇りの日や雨の日が多くなりました。例年だと20日過ぎからは夏らしい天気となり、昼間は陽光がまぶしいはずですが、まるで梅雨空という感じで雲が多く、陽光が少なかったようです。ここの所、天気予報では毎日2日後には晴れると言っているようなものですが、まるで当たらず、曇りの日が続いています。横浜付近の7月の天気は、快晴:5日、晴れ:9日、晴れ/曇り:8日、曇り:5日、雨:4日といった感じで、快晴や晴れの日が少なく、その分、太陽光発電量は少なめとなりました。
このため、7月の発電量は390 Kwhr で、期待値であった400 Kwhr を下回りました。おまけに売電量は195 Kwhr ということで、発電量の50%となり、幾分少なめです。夏は気温が高く、室温設定の関係で換気が行われることから換気扇の動作時間が増え、昼間の消費電力が増える傾向にあることから、発電量が少なくなると自家消費分が増えることになります。最も、気温が上がらなければ換気扇の動作時間も少なくなるはずですが、曇天の日でも気温が高い日が珍しくなく、その分、昼間の消費電力が多くなっている感じがします。今年は6月の発電量が359 Kwhr であったことから、2ヶ月続けて期待発電量を下回りましたが、5月〜8月までの4ヶ月の期待発電量が1600 Kwhr であり、これを下回らなければ良しとするしかないようです。しかし、8月になっても天気は安定せず、梅雨空みたいな天気が続いていることから、もしかしたら8月も期待発電量を下回るのかもしれません。
原子力発電所のほとんどが停止している現在、太陽光発電などの自然エネルギーを利用した発電は貴重な資源であり、特に夏場においては発電量が気になります。耕作放棄地を利用した大型の太陽光発電だけではなく、一般住宅にも太陽光発電設備を設置している家庭が増え、特に新築住宅では太陽光発電装置を設置するのが珍しくなくなりつつあることから、太陽光を利用した発電量というのも、馬鹿にならなくなりつつあるようです。設備費も我が家で設置した頃より3割ほども安くなっているようで、1 KW 当たり50万円前後のようであり、年間に1 KW 当たり1200 Kwhr 程度発電出来ると考えると、全てを自家消費すると考えても電気代は3万円弱、少なくなります。従って、売電額が自家消費分より高いことを考えると、10年強程度で設備費を回収出来る計算になります。売電額が高いという優遇処置は何時まであるのか不明ですが、もうしばらくは太陽光による発電が増加しそうな感じです。

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