4月中旬頃に咲き始めた霧島ツツジですが、満開となってピンク系の花を木全体に咲かせていましたが、散り始めたようです。最初に満開となった北側の枝の花が落ち始めましたが、幾分遅く咲いた南側の枝の花は、まだしっかりしています。霧島ツツジの花というのも木全体に咲くという感じで、木の葉が隠れるほどの花となっています。ほとんど手入れをしていないし、伸び過ぎた枝を少し切る程度ですが、木が大きくなるでもなく、毎年綺麗な花を咲かせてくれます。ここの庭に40年以上前に植えられたもので、その頃から大きくなるでもなく、樹高はあまり変わりませんが、庭木として育てられた木なのでしょう。しだれ系の紅葉といい、このツツジといい、自分ではこの手の庭木を選択するほどでもないし、多分、自分の庭には植えない木ですが、手入れがほとんど不要なので、ある意味では有難い木です。庭には松の木もありますが、こちらは素人には手に負えない木で、どちらかというと迷惑な木です。
散り始めた霧島ツツジの後を追うようにして黄色のもっこうバラが満開となりました。このバラも花が多く、木全体が黄色い花に包まれています。我が家ではアーチ状の門みたいなものに枝が這わせてあることから、もっこうバラの花もこのアーチを囲む形で咲いており、かなり変わった形です。もっこうバラというのは棘がないことから、バラ科(?)の植物としては珍しく、フェンス沿いに植えていても手入れ時などに棘で怪我をすることはありません。同じバラ科の植物としてボケの木も庭にありますが、こちらは棘があり、下手をすると手に棘が刺さることがあります。霧島ツツジやもっこうバラなどの花が満開となると、春爛漫という感じです。霧島ツツジに掛けてある巣箱で四十雀が雛を育てていますが、何故か予想より雛の誕生がかなり遅れているようで、4月中旬になって雛が誕生した模様で、まだ雛の鳴き声は聞こえないものの、親鳥が小さな虫を運んでいるようです。
バラ科の植物というのは挿し木で増えるものですが、何故かもっこうバラは簡単ではなく、5〜6度ほど挑戦したものの、1回か2回成功しただけです。挿し木で増やしたバラは近所に差し上げましたが、その家で大きくなり、綺麗な花が咲いています。別の家の庭にももっこうバラがあり、その家のバラも満開で、しかも花が多く、フェンスの一部が黄色い花で覆われているような感じです。このバラは比較的花が小さいことや、多くの花が咲き、全体的に花で埋もれてしまうことから、好きではない人もいそうな気がします。もっこうバラの花びらはあまり気になりませんが、霧島ツツジの花びらが落ちると木の下がピンクの花びらで埋め尽くされる感じになります。通常であればそのままにしておくものですが、今年は四十雀が雛を育てており、そのままにしておくと蛇が来る可能性があることから、木の下を綺麗ししておく必要がありそうです。何であれ、せっかく四十雀が雛を育てていることから、蛇や野良猫対策を行い、雛が無事に巣立つようにしてやることになりそうです。

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