横浜の今年の6月は早々と梅雨入りしたこともあり、比較的天気は悪かったようですが、ここ3年ほどを調べてみると例年通りという感じで、6月の天気というのはこんなもの(?)のようです。6月の天気の概略は、快晴:7日、晴れ:2日、晴れ/曇り:7日、曇り:6日、雨:8日といった感じで、例年より快晴の日が多かったものの雨の日も多く、梅雨の時期なのでこんなものでしょうか。6月は夏至もあって1ヶ月としては1年で1番昼が長いはずで、太陽光も強いことから曇りの日でも比較的発電量は多いものですが、気温が上がることから、快晴の日の1日の発電量は幾分落ち気味ですが、21 Kwhr 前後となっており、今年は5月と比較してそんなに落ちていないような気もします。毎日の発電量や1ヶ月の発電量、年間の発電量などを観測していると、発電量の変動が気になるし、発電量が減少した場合、その原因を考えることになります。
今年の6月の発電量は369 Kwhr ということで、期待発電量である400 Kwhr には届きませんでしたが、2010年から5年間の6月の発電量を調べてみると、6月に発電量が400 Kwhr 以上となったのは2010年だけのようで、その他の4年間は350 Kwhr 程度の発電量となっており、元々の期待発電量が実態と合わないとも言えそうです。期待発電量というのは、1年間を4つの季節に分け、それぞれの季節の天候や太陽光の強さ、昼間の時間などを考慮し、3年間ほどの実績を元に決めているものなので、特別な意味はなく、単なる指標みたいなものです。この指標は、11月〜2月を冬として1ヶ月の発電量を300 Kwhr とし、3月、4月を春、9月、10月を秋として1ヶ月の発電量を350 Kwhr 、5月〜8月を夏として1ヶ月の発電量を400 Kwhr としているもので、年間の発電量としては、4200 Kwhr となります。我が家の発電設備は公称3.52 Kw であることから、設備1 Kw あたりの発電量は、年間で1200 Kwhr 程度となります。
メーカのカタログの記載値は1 Kw の設備で年間に1000 Kwhr 弱の発電量となっていることから、この記載値より幾分多目となっており、悪くない発電量かもしれません。最も、電力会社から買う電力の価格は24円/Kwhr 程度であり、この価格を元にすると1 Kw の設備で1年間に発電する電力料金相当は2万4千円ほどとなり、現在の設置費用である45〜50万円/Kw を前提にすると、設備費用を回収するのに20年ほどかかり、設備の装置寿命である20年で設置費用を回収可能かどうか、難しい処です。現在は一般家庭の太陽光発電設備で発電する電力については10年間の優遇処置があることから、10年以内に設備費を回収出来るという話もありますが、4.5〜5 Kw の設備を設置しないと無理のような感じで、それだけのスペースがある屋根でないと難しいような気がします。我が家の場合、残念ながら(?)かなり早い時期に設備を設置したことから設置費用が高く、優遇処置もその分有利ながら設備費を回収するためには16年ほどかかる見込みで、その間、故障などが発生しないことを期待するしかありません。

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