5月末に445円で買い建てしていたケネディクス(4321)でしたが、期限ギリギリの25日、637円で売り埋めしました。零細投資家ながら信用取引もやっており、信用取引には制度信用と無期限信用がありますが、期限が6ヶ月である制度信用のみを行っています。制度信用より無期限信用取引の方が取り引き出来る銘柄は多いようですが、東証一部に上場されている株式を主体として取り引きを行っていることから、制度信用取引の銘柄だけを対象とすることで、全く問題は感じません。ケネディクスは今回売り埋めした株だけではなく、7月末頃に460円で買い建てした1000株と、9月末に462円で買い建てした1000株がありますが、こちらはもうしばらく保持し、配当をゲットするとともに、1000株だけは現引きしたいと考えています。現物株もあり、買い建てした株は評価益状態となっており、現引きしてそのまま保持するという考えもありますが、リスク管理上、同じ株を多く持つのは問題があることから、現引きするのは1000株だけの予定です。
ケネディクスの株価は何故か出来高を伴って10月31日から急激に上昇したもので、30日の終値が434円だったものが、1ヶ月弱で657円まで上昇し、11月25日の終値は637円です。ケネディクスの株の発行数は2億7千万株弱のはずで、通常の1日の出来高は最大で2000万株程度だったものですが、10月31日からの出来高はほとんどの日が5000万株以上となっており、しかも11月になって1億株以上の出来高の日が5日もあり、かなり異常な状態で、昨日の出来高も3346万株ほどと、かなり多目です。一般的には出来高を伴って株価が上がる時、その後も株価が上昇することが多く、今回のケネディクスのケースはその通りとなっています。仕手化している、との話もあるようですが、10月30日の終値である434円と比較すると、ある意味では5割弱程度の株価上昇であり、仕手化しているにしては株価上昇が少ないと感じます。
不動産管理会社であり、金融緩和の影響で地価が上昇する傾向にあり、また、日銀が国債を買い上げていることから、地銀などが預金の投資先がなくなり、REITなどに投資することが考えられ、これらの引き受け先としてケネディクスの物件が対象になるとか、ビルの空き室率が下がり、賃料も増加傾向にあるなどという外部環境から、ケネディクスという会社の収益が急激に上昇するはず、という話もあります。信用情報を見ると、株価上昇とともに買い建ても売り建ても急激に増加しており、仕手化しつつあるというのも間違いとも思えませんが、しばらくはこの株から目が離せないようです。最も、自分の持ち株なので株価は毎日見ていますが、発行株数が2億7千万株弱しかないというのに、1日の出来高が1億株以上もある日が続くというのも不思議な気がします。買い建てしている残り2000株のうち、何処で1000株を売り、残り1000株を現引きするかどうか、しばらくは悩むことになりそうです。

0