EU諸国からギリシャが要求された財政再建対策に対する国民投票の結果や、中国の株価が大幅に下がっていることなどから日本の株式市場も大きな影響を受け、日経平均は8日に640円弱という大幅な下げとなり、9日の日経平均も大幅な下げで始まりました。8日の日経平均の下げを見て、買いたいと考えていたソフトバンク(9984)の株価もかなり下がったことから、ソフトバンクの株を買うつもりで9日の市場を見てみました。午前10時過ぎにネットで証券会社に接続し、株価状況を見たものですが、日経平均は前日に続いて大幅な下げ状態で、自分が見た頃は前日より600円ほど下がっており、ソフトバンクの株価も 6,680 円ほどでした。前日の終値である 6,900 円台で買うつもりだったので、成り行きで買いを入れ、6,676 円で買えました。零細投資家なので100株だけですが、短期での売買ではなく、3〜5年程度は保持するつもりで買ったもので、株価が1万5千円程度になれば売る予定ですが、夢みたいなものかもしれません。
ソフトバンクは商号も変わり、ソフトバンクグループとなり、携帯電話の会社としてではなく、本来の(?)インターネット関連への投資会社として活動するような気配もあり、アメリカのスプリントの問題だけではなく、インドへの投資結果なども業績に影響するようになりそうです。まだ孫社長は60代であり、もうしばらくは孫社長がこの会社を率いていくとみており、経営者が交代するまではこの株は保持する予定です。ソフトバンクの他にJ・TEC(7774)も追加で買いました。ユビキタス(3858)とどちらかの株を買いたいと考えていたもので、9日の午前10時過ぎの株価は、ユビキタスは 1,140 円ほどで、この価格であれば買っても良いと考えたものの、現在かなりの株数(零細投資家としては)を保持しており、リスク管理上から同じ銘柄の株を多く持つのも気になることから、J・TECを選択したものです。
ユビキタスとJ・TECは業種が全く違っているものの前期まではどちらも大赤字の会社で、ユビキタスはどちらかというと再建途上という感じで、上手くいけば来年あたりには黒字化するような気配もあります。J・TECは再生医療の会社ですが、こちらは会社説明によると平成30年度のに黒字化を目指しているということで、黒字になるのはかなり先の話のようです。それでも再生医療についてはこれから本格的に立ち上がる気配もあり、共同開発的な形で依頼研究を受けているようで、この依頼研究の売り上げ(?)が全体の2割程度あるようです。これらの依頼研究で売り上げに直結するような成果が出れば業績は大きく改善する可能性もあり、ある意味では面白い会社と考えています。ソフトバンクにしろJ・TECにしろ、前日の終値付近の株価で買えれば良いと考えていたものですが、J・TECは結局 1,240 円で買え、どちらも前日の終値よりかなり安く買えました。9日の日経平均の終値は前日より118円弱ほど上がるという予想外の結果となり、買った株もどちらも買値より終値の方がかなり高くなりましたが、短期的な売買ではないことから喜ぶほどのことはないものの、買値より安くなるより高い方が安心です。

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