先週末から暴落という感じだった株式市場ですが、かなり下がったものの、どうやら落ち着いた感じです。日経平均は金曜日から下げたと思っていましたが、調べてみると先週の火曜日から今週の火曜日まで6日間連続で下げており、下げ幅の合計は、2811円ほどとなっています。幸い(?)なことに今週の水曜日からは幾分戻り気味という感じで3日間の上げとなり、上げ幅は1269円ほどです。6日間の下げ幅に対し、45%ほどの戻りでしかなく、今週末の日経平均は 19,136.32 円と8月17日の終値である 20,620 円ほどと比較すると7%ほどの下げとなっています。いずれにしろ、連続的に大幅に下げた後、3日間連続で上げ、アメリカのニューヨークの株価の下げも止まり、反転した気配があることから、日本の株価も落ち着いたような感じです。
先週末の日経平均の下げ幅である598円ほどと、月曜日の下げ幅である895円ほどを見て、月曜日がセリリングクライマックスではないかと思いましたが、火曜日も733円ほどの下げとなり、結局は火曜日が今回の大幅な下げの底だったようです。株価は全体的に上げていたし、どこかで反動が出るはずなので、今回の下げがその反動ということで、ある程度清算されたとすれば、それはそれで良かったのかもしれません。素人投資家は、こんな時には慌てることなく、静観するしかありません。最も、追い証になるほどの信用取引をやっていた人は、静観するわけにもいかなかったのでしょう。それにしても株価が一旦大幅に下がり、その後に数日でその下げ幅の半分以上が戻るという今回の乱高下は、誰かが仕掛けたとすれば見事なものです。まあ、ある意味では毎回同じような形で株価は変動することがある、とも言えそうです。
あるヘッジファンドが今回の株価変動により大幅な収益を上げた、という話もありますが、下げをしっかり見極めることが出来ていれば、相当の収益を上げることは出来ただろうと思います。零細投資家ながら、今回はリスクを取り、ケネディクスを月曜日に買い建てしてみましたが、成果はイマイチという感じです。まず株価の底を見極め切れなかったことと、買いを入れるのが幾分早かったこと、および銘柄選択がイマイチで、期待したほど株価が戻らなかったことで、残念ながら素人投資家というのはこの程度でしょうか。一応月曜日に414円で買い建てした株が金曜日の終値では427円なので失敗というわけではありませんが、せめて450円程度までは戻ってほしかったと思っています。素人が信用取引をやるのは危険だという話もありますが、株式投資そのものが安全というわけではなく、リスク管理が出来るかどうかが問題で、リスク管理が出来ないような人は、株式投資などやらない方が良いのでしょう。

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