2015年は春の天気は比較的良かったものの、夏から秋にかけての天気が悪く、その分、太陽光発電量は少なめで、2011年から2015年までの5年間で最低の4221 Kwhr でした。期待発電量である4200 Kwhr はオーバしたものの、この5年間で最低の発電量というのも寂しいものです。この5年間を見てみると、2013年の4468 Kwhr が最高で、平均すると4330 Kwhr 程度ですが、2015年は当然のことながら平均以下です。各年の発電量と天気を比較すると、当然のことながら雨と曇りの日が多い年は発電量が少なくなっています。2015年は雨が85日、曇りが68日と雨の日が多かったもので、発電量が多かった2013年は雨が59日、曇りが50日と、雨の日も曇りの日も少なく、発電量として年間で240 Kwhr も差が出るのは当たり前のような気がします。
太陽光発電量が天気次第というのは仕方がないにしても、気になるのは冬に発電量が減少しているような気配があることです。従来は冬の快晴時の1日の発電量は17〜18 Kwhr 程度あったものですが、現在は14〜15 Kwhr しかありません。今年の冬は気温が高く、その分、空気が澄んでないという可能性もありますが、それにしても15%ほども減少すると、かなり気になります。我が家に太陽光発電装置を設置したのは2009年秋で、設置から丸6年ほどですが、装置寿命は20年という話もあり、それを考慮して設置からの期間を考えると、幾分機能が低下しても不思議はありません。一応2011年から5年間の年間発電量を比較してみると、経年的に発電量が落ちている感じはしないし、天気の影響が大きいような感じです。普通に考えれば、冬の時期に1日の発電量が15%も落ちれば月間の発電量も落ちるはずなので、この辺を気にしながら観測する予定です。
電力会社への売電額を見てみると、今年は11万5千円ほどで、2012年の10万8千円ほどより幾分多く、発電量の割には売電額が多い感じで、悪くありません。2012年は発電量が2015年の次に悪く、4248 Kwhr ですが、2013年秋頃に冷蔵庫を買い替えた記憶があり、その分、自家消費電力が減少し、電力会社への売電量が増加したものと思われます。2015年の場合、発電量に対する売電率は57.6%ほどで、42.4%ほどは自家消費という形で我が家で消費しており、約1790 Kwhr となり、1ヶ月平均では150 Kwhr 程度となります。この自家消費分を1 Kwhr=27円として換算すると、年間で48000円ほどとなり、電力会社への売電額と合わせると、16万3千円ほどとなり、これが設備費の回収額となります。自家消費分の27円/Kwhr は幾分高い感じもしますが、我が家の場合、電力会社からの買う電力量は1ヶ月300 Kwhr 弱で、電力料金というのは使用量が多くなると単価が高くなり、しかも300 Kwhr 以上になると高い料金になるため、自家消費分の単価は、幾分低めで算出していることになるはずです。

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