施設の畑でも里芋の植え付けを行いました。里芋は通常は園芸店で購入して植えるものですが、施設の方で去年収穫した親芋を食べずに土に埋めていたとのことで、今年はこの芋を植えてほしいとのことでした。ここの畑では2畝に里芋を植える予定であったことから、埋めてあった去年の芋を雑に勘定し、1畝分しかないようだったので1畝分の里芋を園芸店から購入しましたが、実際は2畝分の芋が残されており、1畝分の芋が余分となりました。幸い(?)なことにここの畑には、食べずにトウが立ってしまった長ネギを収穫した畝があり、この畝に里芋を植えることで対応出来そうなので、里芋を3畝植えることになりそうです。園芸店で購入する芋は直径が3cm程度しかありませんが、収穫時の親芋というのは直径が10cm程度もあるものが珍しくなく、こんな大きな芋を植えるのは初めてです。
埋めてあった芋を掘り出してみると、半分以上は直径が10cm程度もあり、マルチの穴径と同程度のため、かなり苦労しました。里芋というのは直径3cmほどの芋が大きくなって親芋となり、その周りに子芋や孫芋が出来るものですが、最初から直径が10cmもある芋を植えた場合、どうなるのか予想もつきません。また、これだけ大きいとマルチを被せた状態で植えるのもかなり大変で、あまり深く植えれません。あまり大きくない芋や、子芋で茎が出ている芋などを翌年に植えたことはありますが、流石に直径が10cmほどもある大きな芋を植えたことはなく、どうなることやら、という気がします。何故か半分に切れている芋もありましたが、それらも芽が出ているし、小さい芋というか、かけらみたいな部分から芽が出ている芋もあり、植える時にはあまり気にしませんでしたが、もしかしたらこれらの小さい芋からはまともな里芋が収穫出来ないのかもしれません。
去年も里芋は2畝に植えたものですが、収穫した後に親芋のほとんどが埋めてあるとは思えませんでしたが、何故か2畝分の芋があったことから、分別して埋めたようです。園芸店で購入する里芋は結構高いし、ジャガイモと違って半分にして植えるわけではないことから、親芋をそのまま保管し、翌年植えるという考え方もありそうです。大きな親芋はある程度分割して埋め、発芽したものだけ翌年植えるという考え方もありそうです。但し、里芋は何故かかなり腐りやすいようなので、切り口を何かの形で処理し、腐らないようにすれば翌年も種芋(?)として使用出来るのかもしれません。里芋は4月末頃に植えて11月末から12月に収穫するもので、畑の利用効率が悪いことから、自分的にはあまり栽培したい野菜ではありませんが、逆にここの畑では手間がかからない野菜なので、栽培しやすいものです。最も、里芋は水分の多い土に適していますが、ここの畑は水分が比較的少なく、しかも粘土質の土なので、里芋の栽培に適しているとは思えませんが、ある程度の出来であることから、そんなに気にすることはなさそうです。

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