関東地方は酷暑というような暑さ続きの夏でしたが、残念ながら(?)8月が特に天気が良かったわけではなく、快晴や晴れの日は気温が上がって暑い日となったものの、曇りや雨の日も結構多く、我が家の場合、太陽光発電量が例年より多かった感じはしません。横浜付近の8月の天気は、快晴:7日、晴れ:6日、晴れ/曇り:9日、曇り:2日、雨:7日といった感じで、曇りの日が幾分少なかったものの雨の日はそれなりに多く、また、晴れ/曇りといった夏らしくない天気も多かったようです。このため、8月の発電量は397 Kwhr と、期待値である400 Kwhr には届かなかったものの、ほとんど期待値通りではありました。発電量397 Kwhr に対し、売電量は205 Kwhr と52%弱でしかなく、幾分少な目です。昼間にクーラを入れているわけではありませんが、室内の気温が上がることにより強制換気が行われることや、息子が昼間も夜も扇風機を使っていることから、その分、自家消費電力が多かったようです。
8月の自家消費電力は470 Kwhr で、特に少ないわけではありませんが、発電量の397 Kwhr と比較すると、残念ながら消費電力の方が多くなっています。当然のこととして売電量205 Kwhr に対して買電量は278 Kwhr となっており、こちらも電力会社から買った電力の方が多くなっています。発電量が自家消費電力を上回るのは1年に1回か2回程度しかなく、例年だと4月か5月に天気が良かった場合、発電量の方が多くなることがあります。夏は屋根からの熱がどうしても室内に届くことから、その分室内の温度が上がり、強制換気という形で換気扇が動作します。我が家の作りはOMソーラハウスというタイプなので、軒下から空気を取り入れ、それを屋根の部分で温めて床下に温風を送り、室内の空気は屋根裏から逃がす形なので、夏は天井裏への入り口を幾分開け、室内の暖かい空気とともに天井裏の暑い空気が天井裏から抜けやすくしています。最も、夏は暖かい空気を床下に送るのではなく、温めた空気で水を温め、温水を作っていることから、ガスの使用量が夏にはかなり減少します。
かなりエコシステムという感じがしますが、床下への送風とか、温水をつくるための溶媒を循環させるためなどにかなり電気を使用しているし、室内の温度表示が常に行われているとか、このためのインジケータがあるとかで、無駄に電気を使用しているような感じがしないでもありません。インジケータとか室内の温度表示などは、風呂の湯音表示と同様に、必要時のみに表示すれば済みそうなものです。発光ダイオードによる表示ということで、使用電力は微小かもしれませんが、24時間常に表示されていることを考えると、かなり無駄としか思えません。テレビなどの電子機器の待機電力を減らすために使用しない時にはコンセントを抜く、などと言うことを聞きますが、コンセントの抜き差しでプラグを痛める危険性もあるし、電子機器の待機電力を減らすより無駄にテレビなどを点けないとか、消費電力の少ない冷蔵庫を使うとかの方がよほど効果があるだろうと思います。また、かなり安価になっていることから、照明をLEDに換えるのも幾分かの省電力となるようです。

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