2月20日に973円で買い建てしていた東レ(3402)ですが、987.7円で売り埋めしました。4月になれば株価は上がるだろうと考えて買い建てしていたものですが、残念ながらさっぱり上がらず、見切り売り(?)したものです。買い建てした後、東レの株価の変動は、950〜1030円ほどと、思ったほどの株価上昇もなかったし、下がらなかっただけまし、という感じでした。1100円程度までは株価が上がるだろうと期待して買い建てしたものでしたが、残念ながら期待外れでした。航空機の需要もあって炭素繊維の売り上げも増えるだろうと期待したものですが、業績的には大したことはなかったのかもしれません。買い建てした株価と売り埋めした株価がほとんど差がないことから、証券会社に手数料と金利を支払ったようなものです。零細投資家なので買い建てした株は1000株なので、ほとんど収益はゼロです。
最も、損が出なかっただけ良かったのかもしれません。しかし、今年の2月から4月にかけての株価の動きは例年とかなり違っていたような気がします。ある意味では、アメリカで事前予想と違ってトランプ大統領が誕生したことから、株式市場も1月から3月にかけてトランプ相場とも言われた形で株が買われ、例年だと株価が下がる時期にも係わらず、比較的株価は強かったのかもしれません。全体として見ると、半導体関連や電子部品関連のメーカの株が上がったような感じで、その他の株はさっぱりでした。銀行株なども強含みから一旦下がり、現在は幾分持ち直しているような気がします。今年のこれまでの結果から考えると、買い建てしていた SUMCO の株を売らずにそのまま持っていれば、ということで、タラレバの話です。三井金属の買いでかなり失敗したものの、その他は損得なしという感じなので、少し遊んだ、という程度でしょうか。
とはいうものの、買い建てしたオリコ(8585)は、未だに買値を回復していないことから、そろそろ損切を考える必要がありそうです。株式投資も頭の体操的な考えで、脳を活性化させると考え、大きく損しなければ良いとすると、かなり面白いとも言えます。但し、どうしても儲けたいとか、株価の変動が大きい株が気になるとかでリスクを大きくすることがあり、失敗すると痛い目に遭うため、安易にはやらない方が良いのかもしれません。まあ、20年ほど前とは違い、電話で株の売買を依頼するのではなく、インターネット経由で売買の指示が出来ることから、株価が思った通りに動かなかったとしても、1ヶ月での損を1〜2万円程度で抑えるようなやり方であれば、定年退職後の楽しみとして、株式投資をやるのも良いのかもしれません。

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