施設の畑にも長ネギを植えました。ここの畑も長さが6m強ほどの畝で、畝幅は90cmほどあり、無理すれば(?)畝の端付近に2列に長ネギを植えることも可能ですが、ここの畑では長ネギはまともに収穫されない感じで、ほとんど翌年の3月まで残っており、ネギ坊主が出ているのを見ることから、無理して2列に植える必要はないと考えています。最も、施設側からは長ネギは多く植えてほしいと言われているものの、適宜に収穫されない野菜を栽培するのも気が進まないことから、畝の真ん中付近に1列に植えています。2列にして植えるとどうしても土寄せに無理があり、長ネギである白身の部分が短くなる、という理由もあります。長ネギを畝幅90cmほどある畝の中心付近に1列に植え、土寄せをしっかりやって長ネギの白身の部分を長くするのは良いとして、当然のことながら収穫する時には深く掘る必要がありますが、ここの畑では根元を掘らずにネギを引っ張ることから途中で切れたりしており、何だかなあ〜、という感じです。
長ネギというのは柔らかい赤ネギや、九条太ネギが美味しいものですが、雑な収穫を考えて、固くて切れ難い1本ネギを栽培しています。去年までは苗をこちらで準備して植えていましたが、今年は隣の畑で野菜を栽培している人のネギを貰うということで、隣の畑の人に長ネギの苗を準備してもらいました。長ネギというのは、今まで春に種をまいて20〜30cmほどに育った苗を植えていたものでしたが、今回の苗は去年の春に種をまいたもののようで、太さ(直径)が1cmほどもあり、分けつ系の長ネギということでした。分けつ系の長ネギなので2本になっているネギもありましたが、これらは2つに分けて植えました。しかし、分けつしているネギを分割すると、片側のネギには細い根があまりつかないことがあり、もしかしたら枯れるのかもしれません。短くて細い長ネギを植えるのもかなり大変ですが、逆に太くて長いネギを植えるのも大変なことが分かりました。
一応畝の中央付近に深さ20cmほどの溝を掘り、その溝の片側に立てかけるようにしてネギを植えたものですが、根元にはほとんど土をかけないことから意外と倒れやすく、短くて細い長ネギを植えるのとは別の苦労がありました。また、苗が長いこから苗が溝の上部にはみ出してしまうことや、茎が太いことから安定が悪く、風で簡単に倒されるような感じです。一応苗の根元に枯れたサヤエンドウの茎などを被せましたが、イマイチの感じです。本来であれば長ネギの根元には稲わらを少し被せるものですが、今年は稲わらがないとのことなので、かなりいい加減ですが、隣の畑で枯れていたサヤエンドウを貰い、長ネギの根元に被せたものです。去年もこの畑では稲わらがなかったことから、収穫したジャガイモの茎や葉を根元に入れたものでしたが、今年はジャガイモはまだ収穫していないことから、目に付いたサヤエンドの枯れた茎を流用したものです。分けつ系の長ネギなので、茎が太くなるより分けつするだろうとは思うものの、こんなに太くて固そうな長ネギは、食べる気にはなれません。

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