関東地方は10月になっても天気はイマイチという感じで、雨はそんなに降らなかったものの厚い雲の曇りの日が多く、秋晴れには程遠い日が続きました。流石に去年の10月ほどのことはなかったものの、天高く、といった秋らしい快晴の日はほとんどなかったし、去年、今年と10月の天気がこんなでは、従来の秋の季節の天気ということから大きく外れだしたような気がします。結局、今年の10月の横浜付近の天気は快晴:4日、晴れ:9日、晴れ/曇り:4日、曇り:12日、雨:2日といった感じでした。しかも曇りの日も厚い雲に覆われている感じで、太陽光発電にとって、かなり悪い条件でした。まあこの時期の曇りの日というのは発電量は少ないことから、ある意味では致し方ありません。
この結果、10月の我が家の発電量は335 Kwhr と、期待値である350 Kwhr には届きませんでしたが、もしかしたら天気が悪かった割には発電量は多かったのかもしれません。売電量は174 Kwhr とこちらも幾分少な目で、発電量に対して52%弱といった感じでした。幾分でも涼しくなってきていることから、昼間の自家消費電力も少なくなっていますが、発電量が少ない分、売電量も少ない感じです。今年は9月の発電量が少なかったものの10月までの発電量は3934 Kwhr となっており、年間の期待発電量である4200 Kwhr はオーバしそうで、まずまずの結果かもしれません。最も、11月になっても天気はあまり良くないようで、天気予報を見ていると、11月も10日頃までは曇りや小雨の日が多いようで、残念ながら4200 Kwhr を大きく上回ることはなさそうです。
我が家の太陽光発電装置は2009年9月に設置したものであるため、10年間の優遇処置が2019年の9月に切れますが、FIT制度というのも考えてみればかなりいい加減というか、電力会社を優遇している制度に見えます。FIT制度とはで太陽光や風力などで発電した電力を、電力会社が一定の価格で購入を義務付けた制度ですが、これらの電力について、電力会社はほとんど無償で貰っているように見えます。最も、一応は電力を送電するための送電線は電力会社が供給(?)していますが、FIT制度で買い取った電力の価格は一般ユーザーの電力料金と一緒に取られています。この額が大きくなっていることから問題視され、売電価格が下げられていますが、電力会社の負担はないように見えます。即ち、電力会社はFIT制度で決められた価格で電力を買い取るものの、その費用は一般ユーザーに振り替えているにも関わらず、買い取った電力は電力会社が発電した他の電力と一緒にユーザーに売っており、売電量として料金を受け取っているように見え、濡れ手で粟、という感じに見えます。FIT制度に対して電力会社が文句を言わないのはおかしいと感じていましたが、こんな仕組みであれば、電力会社が文句を言うはずはありません。

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