第一四半期の業績がかなり悪かったことから、株価が大幅に下がり、900円を割った東邦チタニウム(5727)ですが、7月30日に869円で買い建てしてみました。主な製品であるチタニウムですが、航空機やセラミックコンデンサに使用する部材のようですが、アメリカのボーイング社の主力航空機である737型(だと思うが?)が墜落事故を起こし、その原因が制御ソフトにあるということで、該当の航空機の運用や新規納入が止まっているため製造も止まり、その影響が部材に出ているようです。また、コンデンサについてもアメリカと中国の貿易戦争の影響でスマホやパソコンの販売量が落ちているとのことで、チタニウムの需要も減っているようです。最も、コンデンサについては車の電子化により車載用が増えると思われることから、村田製作所や太陽誘電などの製造会社が増産を計画しているようです。
このため、短期的には別にして、ある程度の期間を考えると、コンデンサなどの需要は増えると思われます。航空機についても、一応対策は終了しつつあるようで、現在は運用許可待ちのようなので、遠からず航空会社などが運用を開始するとともに、製造も再開されると考えています。最も、信用取引において、無期限信用取引というのもありますが、基本的には6ヶ月以内に清算する必要があることから、6ヶ月程度でこれらの問題が解決するかどうかは不明です。今回の信用買い建てでは、一応3ヶ月程度の期間で株価が1000円台まで戻ることを期待しており、第2四半期の売上が見える頃まで株価が戻らなかった場合、現引きして株を持つことになりそうです。
東邦チタニウムは株価が大きく下がったことで買い建てしたようなものですが、期待通りに株価が戻るかどうかは、当然ながら不明です。これまで似たような感じで買い建てした株はあるものの、そのほとんどはそのまま下げ続けることが多く、失敗した株の方がはるかに多いのが実情です。零細投資家なので買い建てした株も1000株ほどだし、一応配当もあるようなので、現引きして保有しても問題ないだろうと考えています。また、持ち株の中で主力となってしまった(?)SBGは、アメリカのスプリントとUSモバイルとの合併が司法省の許可が得られたことで株価が上昇しており、ある程度リスクが取れる状態となっていることから、当面は問題ありません。とは言うものの、アメリカと中国との貿易戦争だけではなく、日本と韓国との貿易問題も関連しそうなことから、これらの状況を見ながら対応することになりそうです。

0