7月30日に869円で買い建てした東邦チタニウム(5727)ですが、期待に反して株価は大幅に下がり、信用取引の期限である6ヶ月以内に株価は戻りそうにもないことから、致し方なく(?)現引きしました。流石にここからは株価はほとんど下がらないだろうし、外部情勢から考えて、2年程度もあれば株価は戻るだろうと考えたものです。チタニウムというのはMLCCの原料や、航空機に使用されるもので、東邦チタニウムのホームページを見ると、金属チタンと機能化学品が製品の主体のようで、大阪チタンと並びチタン製錬の大手のようです。MLCCについては、太陽誘電や村田製作所などがコンデンサの増産投資をやっているようで、機能化学品の売り上げも遠からず増加するだろうと期待していますが、自動車の電子化がらみという部分もあり、イマイチ立ち上がり時期が見えません。
航空機関連では、ボーイング社の373型関連の事故からみで航空機の製造が止まっている気配があり、売り上げもその分下がっているのかもしれません。この辺がある程度見えてくれば業績も回復だろうと期待しているものですが、残念ながら現在までは期待外れという状態です。買い建てした株の株価が下がった状態で現引きするというのも馬鹿なことをやっているような気もするし、これまでの経験から考えると、あまり良い結果となっていないことから、今回も失敗する可能性もありますが、一応配当のある株なので、配当金を貰いながら株価動向を見ているのも悪くないと考えています。また、信用取引でも評価損状態というのは気分的にも悪いことから、泣き泣き現引きしているようなものです。
零細投資家なので、千代田化工を買った後、東邦チタニウムを現引きしたことから、予備資金が枯渇しつつあります。現在は全体的に株価はかなり下がっており、買い戻したいと考えている株がありますが、残念ながら資金不足という気配もあり、持ち株の一部を売って資金を作るのか、それとも外部から資金を投入するのか考慮中です。しかし、自分の少ない金融資産の中で、株式投資への投入資金の割合はかなり多いため、ここからまた資金を投入するのもどうかと思ってしまいます。それにしても株式投資というのは難しいものです。株価が上がっていると自分の欲とのせめぎあいという感じだし、そうかといってそのまま株を持ち続けると、予想以上に株価が下がることから、精神的にかなり苦しみます。アメリカと中国の貿易戦争にしろ、日韓の問題にしろ、大統領が変わらないとどうにもならない感じもするし、当分は株価が上がらないのかもしれません。

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