零細投資家ながらメインの株として持っているソフトバンクG(SBG)の株ですが、今年度の第2四半期決算において、大幅な赤字となったことから株価は200円程度は下げるだろうと見ていましたが、実際は昨日に4.2%ほどの下げとなった後、終値は96円と2.2%ほどの下げとなりました。株価が下がるにしろ上がるにしろ、2日連続となることも多いことから、本日の株価がどうなるのか、いささか心配しつつ見ていましたが、どうやら本日は株価が上がって終わりそうです。現在(14時半頃)の株価は昨日より113円ほど上がっており、昨日の下げを取り戻したような感じです。SBGの今回の大幅赤字はアメリカのウィワーク関連の投資によるもののようで、事前に発表されており、株価も3900円台まで下がっていたことから、目新しい話ではありません。
一応、今回の業績発表で、事前に発表された通りの内容であったことから、今回は株価の反応は薄かったようです。最もウィワークへの投資の失敗から、実質的にSBGで経営を引き継ぐようなので、投資の失敗だけではなく、投資家は経営に対する負担についてもリスクがあると考えているのかもしれません。投資の失敗については、孫会長兼社長が述べている通り、10勝0敗ということはなく、いくつかは失敗してもおかしくはありません。株式投資と同じような話で、買った株が全て値上がりした後に売れるとか、信用取引で全て収益が出るなどということはほとんど不可能で、SBGが行う投資についても、ある程度の失敗は仕方がないのでしょう。ヘッジファンドなどの機関投資家であっても年間の利回りは1割程度で、しかも毎年利益が出るようなファンドはほとんどないと思われます。
楽天が今年度の四半期に赤字となった原因(?)であるアメリカのリフト社やウーバーなどの株式を公開した配車業の新興会社でも、公開後の株価が大幅に下がっていることなどもあり、SBGの投資先にも幾分疑問符がついているような気配もあります。売り上げ拡大を優先し、収益は売り上げが増大すれば改善するという考え方について、リフトなどが株式公開後も赤字続きで収益の改善が見えない結果、株価が下がっていることから、疑問符がついているようです。自分的にはSBGの今回の投資失敗について孫会長兼社長が原因をしっかり把握しているようなので、今後は今回のような失敗は少なくなるだろうと考えています。また、SBGの時価総額は9兆円弱のはずで、それに対して資産額は24兆円ほどもあるということなので、現状のまま、株は保持する予定です。

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