今年の11月の関東地方の天気は例年とかなり違う形だったようで、ある意味では晴れか厚い雲に覆われた曇りか雨という感じで、秋晴れみたいな天気は11月前半だけで、後半はほとんど曇りか雨という感じでした。この結果、11月の横浜付近の天気は快晴:12日、晴れ:6日、晴れ/曇り:1日、曇り:5日、雨:6日といった感じでした。11月の前半と後半ではかなり天気が異なり、秋らしいとはとても言えない月でしたが、平均すると(?)例年並みかもしれません。このため、我が家の発電量も320 Kwhr と、期待値である350 Kwhr には届かなかったものの、例年並みの発電量といった感じでしょうか。太陽光発電設備を設置して10年が経過し、電力会社への売電の優遇期間が11月で終了したことから、最後の月だけでも多く発電してほしかったものですが、残念ながら期待外れとなりました。
一般家庭における太陽光発電について、電力会社への売電量に対する優遇処置は設置から10年間ですが、我が家の場合、2019年11月で終了となりました。このため、来月分からは電力会社への売電は、電力会社の発電原価並み(?)となり、結果として大幅に安くなることになりました。優遇期間であった電力会社への売電については、一般家庭の電力料金に課金されていたことから、我が家と同じように優遇処置が切れる家庭もある程度あり、また、これから順次優遇処置が切れることから、一般家庭へ課金されている負担金も少なくなるのかもしれません。また、電力会社にとって、優遇価格で購入していた電力料金については、その全て(だと思うが?)を一般家庭への課金としていたようなので、今後は買い入れる電力について、負担が生じることになるのかもしれません。
結局この10年間での電力会社への売電額は114万円ほどとなっていますが、我が家の場合、設備設置費用は税込みで270万円弱となっており、補助金を除くと240万円ほどの設備費です。従って、現在までに電力会社への売電で回収したのは50%弱といった程度となります。我が家の場合、発電した電力は55%ほどが売電で、45%ほどは自家消費しています。電力料金は傾斜という形になっていることから、消費電力が増えるごとに単価が上がる形となっており、概ね使用電力が300 Kwhr を超すと単価は24円ほどとなります。(東京電力の場合です)このため、自家消費分を単価24円とすると自家消費分は10年間で46万円程度となります。このため、この10年間で160万円ほどの設備費回収となっており、残念ながら80万円ほどが残っている感じです。今後のことを考えると、年間の発電量を4200 Kwhr 程度と考えると、太陽光発電による収益は年間6万4千円ほどとなり、残念ながら設備寿命といわれる20年では、設備費を回収不可という結果になりそうです。

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