サツマイモを収穫しましたが、出来はイマイチでした。我が家ではサツマイモは長さ5m、幅1mほどの畝にマルチを被せ、2列に苗を植えて育てています。当然のことながら蔓や葉などは畝の外側まで伸びますが、サツマイモは他の野菜と少し離れた畝で栽培しているため、他の野菜への影響はあまりありません。サツマイモの苗は蔓が伸び、その蔓から下に根が出て芋が付くことから、今年は苗を植えて根付いた後、畝の中心部のマルチを切り取ってみました。落花生用などの簡単に穴が空くマルチではなく通常のマルチを使用していることから、マルチの上からは根は下に伸びません。このため、畝の中心部だけマルチを剥がし、この部分に伸びてきた蔓から芋が出来ることを期待したものですが、残念ながら期待外れで芋はなく、骨折り損のくたびれ儲け、という結果となりました。
去年は苗の根元付近に大きな芋が出来ていたものですが、今年は根元付近の芋は幾分小さめで、しかもその他の部分の芋は細くて長く、根なのか芋なのか判別しがたいものが多く、駄目でした。終戦直後の食糧難時代であれば別として、現在の飽食の時代に、根みたいな細い芋を食べる気にはなれません。また、何故か今年は太い芋ではなく、幾分細めで長い芋の方が多かったような感じです。サツマイモはまっすぐではなく、曲がった芋も多いため、スコップでの収穫ではかなり気を使って掘ることになります。サツマイモの種類としては、去年までは紅あずまという品種だけでしたが、今年は苗の都合上、紅あずまと金時という品種を植えましたが、収穫した芋はほとんどが赤く、紅あずまの感じです。金時という芋は中身が黄色のはずですが、外見は赤かったのかどうか不明のため、食べてみれば分かるのかもしれません。
サツマイモの栽培などは肥料不要で簡単だと思われていますが、自分的には栽培が難しい野菜です。肥料そのものが一般的(?)ではなく、窒素成分が少なくてリンとカリが多いということで、一般的な化成肥料は窒素成分も含まれているため、適しません。おまけに窒素成分が多いと蔓や葉が伸び、まともに芋は出来ないため、実際に栽培してみると、かなり気を使って肥料をやる必要があります。また、蔓や葉がしっかり伸びていることから、収穫量も多いだろうと考えていると、まともな芋はなかった、などと言うこともあります。自分の場合、甘藷1号という化成肥料を使うことである程度の収穫量となりましたが、この肥料は20K入りで農家用(?)であり、使用目安としては反当り(300坪ほど)で記載されていることから、あまり参考にはなりません。とはいうものの、来年はこれを参考にし、少し多めに肥料を入れてみたいと考えています。

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