日経平均が本日(11/10)の前場で2万5千円台を回復し、現在は少し下がって2万4千9百円ほどとなっています。日経平均は11月になって棒上げという感じで2日から連日上がり、今日も上がれば6日連続での上げとなりそうです。数日前の2万4千5百円の頃、日経新聞に29年ぶりの高値との記事がありましたが、チャート的にはあまり意味がなく、どちらかというと1996年10月の22750円の方が意味があるとの話もあります。チャート的な観点からは日経平均が22750円以上であればこれが底値となっており、これを割ると日経平均は下がる、ということのようです。今回、一時的とはいえ日経平均が2万5千円を超えたことから、次の目標(?)は1991年の27290円になるのかもしれません。日経平均が2万5千円台になったとはいえ10月末の日経平均と比較すると8%程度のアップのため、それほどのことはありません。
自分の持ち株で比較するとケネディクスが何故か大きく上がり喜んでいたものの、今日は逆に大きく下がり、元の木阿弥、という感じとなりました。パナソニック、みずほFGといった株も日経平均並みに上がったものの、主力であるソフトバンクグループ(SBG)の株はほとんど上がらず、全体としては日経平均より上がり方は少ないようです。不思議なのはOLCの株価の動きで、コロナ騒ぎでTDLなどは観客が少なく、おまけに今期は赤字予想となっていますが、株価は意外と強く、本日も大幅高の後、現在は幾分株価が下がっています。OLCの株価の動きを見ていると、株価が上がるだけの要因があるはずですが、残念ながら要因は分かりませんが、遠からず何かの発表があって原因が判明するものと思われますが、その頃には株価はかなり上がっているのでしょう。
SBGは中国のアリババの株価と日本のソフトバンクの株価の影響が大きいようですが、アリババの株価は子会社のアントの上場延期に伴って下がったもので、中国株の影響をもろに受けるというのも困ったものです。アントの上場延期については、中国の金融政策の変更があってアントのビジネスモデルに影響があるのではないかという話と、経営者(?)である馬雲氏の発言が問題視され、召喚されるのでは、ということで、上場延期となったようです。馬雲氏というのは元アリババの経営者で50代のはずですが、アリババの経営から引退した時、中国を出るのではないかと思いました。中国は習近平体制になって締め付けが厳しくなっているようで監視社会となっています。こんな国では自由がなくなり発言に注意しないと問題視されるため、事業者にとっては住みにくい社会だろうと思います。このため、事業を成功させ、大きな金を得た人間は自由がある国で新しい事業を始めるのではないかと思ったものですが、そんな単純な話ではないのかもしれません。

0