70歳を過ぎてから皮膚というか肌が弱くなったようで、小さなけがでもなかなか治りにくくなりました。また、皮膚や爪なども簡単に傷つくようになり、少しかくとすぐに傷が付いたり、爪が少し伸びると割れたりするようになりました。また、爪が伸びやすくなったし、逆に髪は伸びなくなりました。苦髪楽爪という言葉がある通り、苦難な状態だと髪が伸びたり白くなったりし、楽な状態だと逆に爪が伸びて髪が伸びないということになるようです。もしかしてこの通りだとすると、現在は比較的生活が安定し、規則的な生活が送れているのかもしれません。どちらかというと老後の生活ということで、今更老後のための貯蓄とかはやる気もないし、贅沢をせずに健康で過ごせればよいと考えています。
数年前、足のひざ下辺りにかぶれみたいな傷が出来、少しかくと傷が大きくなったり、傷薬を使っても治らなかったことから致し方なく皮膚科に行ったことがあります。その時の診断結果では、冬になって皮膚が乾燥し、着物で擦れて傷になっているとのことで、薬を処方されたことがあります。一応処方通りに薬を使ってみたもののさっぱり治らず、皮膚科などに行っても無駄、というのが感想でした。幸い春になって暖かくなってから傷は治ったことから、診断そのものは間違いではなかったようです。しかし年末になって寒くなると同じような症状が出てきたことから、皮膚科に行っても無駄だろうし、どうしたものかと考えてしまいました。皮膚の乾燥が原因であればその対策を行えば効果があるのではないかと考え、ハンドクリームを使ってみることにしました。
風呂から上がった後、ハンドクリームを軽く足の周りに塗ったもので、ついでにひび対策としてかかと付近にも塗ってみました。その結果、皮膚に傷が付くこともなく、一冬を無事に過ごせました。ある意味では皮膚科で処方された薬よりはるかに効果があった感じで、なんだかなあ〜という感じです。今年はおまけみたいに指の関節付近も皮膚が乾燥しているらしく、同じようにクリームを塗ってみましたが、それなりに効果はあるようです。最も、足の場合はズボンの中のため、クリームが乾燥している気配はありませんが、指の場合は乾燥するようで、1日1回では駄目のような感じもします。それにしても医者の処方では治らず、自己対策の方がましというのも困ったものです。自分の場合、他の症状についても概ね同様の対処ですが、病院に行けば費用が医療費控除の対象になり、自分には効果があると感じられるサプリの費用は自己負担というのもいささか納得しかねる処です。

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