先日千代田化建(6366)を519円で売りましたが、この売却代金で野村HD(8604)を30日に594.1円で買いました。信用買い建てではなく、現物株の買いですが、NISA口座での買いです。千代田化建もNISA口座での売却で、売却代金はNISA口座に振り込まれると思っていましたが、何故か一般口座への振り込みとなっており、そのため28日に買うつもりだった野村HDですが、30日となってしまい、おまけに5円ほども高値で買う羽目となってしまいました。野村HDなどの株価の区切りですが、円単位ではなく10銭単位というのも、迷惑なものです。大口投資家であれば円単位ではなく10銭単位でもそれなりに良いのでしょうが、我々みたいな零細投資家にとって迷惑以外の何者でもありません。東証が個人投資家などは相手にしないということかもしれませんが、そうであれば政治家を含め、個人投資家に対する啓発と称する発言など、やめてほしいものです。
野村HDはアメリカの私募ファンド(だと思うが?)との取引で馬鹿をやり、20億ドルの損失を計上するとの発表があったものの、実際には30億ドルほどの損失となったようで、20億ドル程度を前期に処理し、残りを今期に処理するとのことで、株価は560円ほどまで下がっていたものです。しかし、損失がほとんど確定したようで、株価は戻りつつあり、現在は590円強ほどとなっています。リスク管理がしっかりしたまともな取引であればこんな損失を計上することはないはずですが、手数料ほしさにリスク管理が甘くなり、相手の投資失敗に関連して損失を出したようですが、いささか不思議な気もします。去年の3月頃であれば別として、今年になってアメリカも日本も株価は上がっており、大きな損失を出すような状況ではなかったはずですが、株価が下がると考えての信用売りであれば失敗した可能性はありそうです。
今回の買いはNISA口座を使ったものですが、自分的にはNISA口座の使い方を見直しています。従来は期限が5年ということで、5年間で株価が上がりそうな株に投資し、配当に対する税金などあまり考慮していませんでしたが、考えてみればそんな株が簡単に見つかるはずもありません。自分のこれまでのNISA口座での取引を振り返ってみると失敗だらけで、大きな損となっています。配当金のない新興市場の株を買ったとしても簡単に株価が倍増するようなことはなく、むしろじり貧となる株も多いようです。このため、配当のある株を買い、無税で配当金を貰いながら株価の上昇を期待するのも悪くないようで、ある程度その辺を考慮してNISA口座を使いたいと考えています。

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