サッカーのW杯カタール大会のアジア最終予選の試合が行われていますが、日本で開催された中国戦とサウジアラビア戦をテレビで観戦しました。これまでの日本の最終予選の結果はイマイチであったことから、今回の最終予選はかなり苦戦するのではないかと考えていましたが、一応健闘という形(?)でB組2位ということで、日本で行われるこの2戦の結果により先が見えてくることから、テレビで2戦とも観戦したものです。最も中国戦については前半の30分頃から見たため、得点シーンについてはビデオとして放送された内容を確認したものです。PKとなったのは伊東が右から攻め込んでセンタリングとしたボールが相手DFの右手に当たったもので、VRで確認するまでもなく、誰が見てもPKという感じで、そのPKを大迫が決めたものでした。
前半が1点差ということだったし、アナウンサーも中国がオーストラリア戦で後半に追いついたと述べていたことから安心できない感じでしたが、テレビで観戦していた感じでは、中国は前評判より弱いという感じで、日本が攻め込まれるシーンはほとんどなく、失点するような気はしませんでした。後半になって伊東のヘディングで2点目が入り、この時点で日本の勝ちが確定したような試合でした。サウジアラビア戦は前半の10分頃から見たもので、この試合は互角という感じで中国戦より苦戦していましたが、中国戦の内容でかなり酷評されていた長友の出来が素晴らしく、左サイドを抜かれることもなく、また攻めもかなり鋭く、サウジアラビアの攻めを封じていたような感じを受けました。この試合でも前半に伊東のセンタリングを南野が決め、前半を1−0とし、後半早々に伊東のミドルシュートで2点目が入りました。かなり早い時間帯での2点目だったことから、サウジアラビアの攻めを心配していましたが、FWを含めた前線の選手がサウジアラビアの球出しを押さえ、失点せずに試合終了となりました。
今回の2試合を見た感じでは、DFの守備が以前とかなり違っているような感じで、安全を第1とし、どちらかというとボールを場外へ出して体制を整える、という感じでした。この2戦では最高殊勲選手は伊東という感じで、走力と体力が素晴らしかった、という気がします。この2試合を勝ったことやオーストラリアがカタールと引き分けたことから予選突破にはかなり有利となり、次のオーストラリアに勝つが引き分けるか、または負けたとしても最終戦のベトナムに勝てば予選突破となるようです。普通に考えればベトナムに負けることはないでしょうが、ベトナムも2月1日の試合で中国に3−1で勝ったようなので、油断は出来ません。日本とサウジアラビアは自力での予選突破は可能ですが、オーストラリアは次の日本戦とサウジアラビア戦に勝たなければ予選突破とはならず、しかも2戦とも勝ったとしても日本がベトナムに負けるか引き分けるかしないと予選突破とならないため、かなり苦しくなったように見えます。いずれにしろ、日本は次のオーストラリア戦に勝つか引き分けて予選を突破してほしいものです。

0