早生の玉ねぎほどではないものの、今年は例年以上に出来の悪かった中生の玉ねぎですが、ほとんどの茎が枯れてきたことから収穫しました。今年の玉ねぎは苗の栽培に失敗したことや、細い苗が例年よりはるかに育ちが悪かったことから、早生の玉ねぎも中生の玉ねぎもここ数年で1番出来が悪かったという感じです。例年だと細い苗でも育つにも係わらず、何故か今年は全然ダメで、特に早生の苗は半分ほども枯れてしまいました。中生の方は枯れなかったものの育ちが悪く、特に冬に日当たりが悪い畝の南側半分程度が育ちが悪く、まともな玉ねぎになりませんでした。例年だと日当たりが悪い場所でも野球のボール程度の大きさの玉ねぎが収穫出来たものですが、今年はピンポン玉程度の大きさの玉ねぎということで、我ながらお粗末な結果、という感じです。
また、冬に日当たりが良い畝の北側半分の苗は逆に育ち過ぎという感じで、茎は大きく育ったものの玉ねぎ自体はイマイチでした。例年だとソフトボールの3号球程度の大きさの玉ねぎが収穫出来るものですが、今年はそれほどの大きさのものはほとんどなく、せいぜいが野球のボール程度の大きさでした。おまけに玉ねぎの一部が腐っているような感じのものがあり、こちらも一部が腐っている玉ねぎの数が例年より多い感じです。ちょっと不思議なのは早生の玉ねぎにはこんな感じのものはないにも係わらず、中生の玉ねぎだけがいくつかあることです。ある意味では収穫時期が早生より遅いことから、雨に遭うため腐りやすくなっているような感じもするし、土の性質のような感じもしますが我が家の場合、新しい土を入れることは出来ないため、どうにもなりません。
今年は中国ではゼロコロナということで都市封鎖なども行われており、その分、流通に大きな影響が出ているようで、中国からの玉ねぎの輸入がかなり減少しているという話もあり、玉ねぎの価格がかなり高いようです。おまけに北海道などの玉ねぎの産地も出来が悪いようで、スーパーなどで売られている玉ねぎの価格が去年の2倍以上になっているとの話もあります。残念ながら何の慰めにもなりませんが、国内の玉ねぎの産地の出来が悪いのであれば、自分の畑の玉ねぎの出来が悪いのも仕方がない、とも言えます。去年は苗の栽培に失敗したことから、今年は早生は種まきを幾分早めとするとともに、苗の育ちを見ながら畑へ移植したいと考えています。また、中生の玉ねぎの方は幾分元肥を減らし、茎の育ちを悪くするような対策も考えています。

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