今回は施設からの依頼でエシャレットとワケギを植えました。畝を耕して元肥を入れ、玉ねぎ用の5列の穴あきマルチを使ったものですが、このマルチは95cm幅のため、畝幅を70cm程度とする必要があり、おまけにマルチの端に植え穴が来ることから、かなり神経を使って畝を作る必要があります。玉ねぎ用としては、畝幅90cm程度用として、6列に穴が空いたマルチがあるものの、このマルチは普通の販売店では販売していなく、販売しているのは6列に穴が空いているものの、畝幅が100cmほど必要なもののため、広さに余裕のある畑でしか使えません。畝幅90cmほど用で、6列の穴が空いている幅135cmほどのマルチの方が使い勝手が良いはずですが、一般農家では、畝幅なんて気にならないのかもしれません。今回は75cmほどの間隔で紐を張り、その紐に沿って畝を作りましたが、マルチを被せてみると畝幅が広い部分があり、冬の霜や風でマルチの端を埋めている部分がはがれる可能性がありそうです。
一応、部分的にマルチ押さえ金具でマルチの端を止めて埋め込みましたが、様子見しながらマルチがはがれないように手入れすることになりそうです。元肥としては鶏糞を1袋(15K)と、有機燐を少々入れました。鶏糞は近くのJAの売店で1袋220円の物を売り出したことから、これを使っています。以前は300円の物しかなかったもので、鶏糞が1袋300円、豚糞が1袋390円であれば、豚糞の方が良いということで豚糞を使っていましたが、220円であれば鶏糞の方が経済的ということで、現在は鶏糞を使うことが多くなっています。どちらかというと豚糞の方が良いようですが、その差は有機燐や化成肥料でカバーする、という考え方です。5列の穴あきマルチを使い、植え穴に5cmほどの深さの穴を掘り、そこにエシャレットとワケギを植える形です。エシャレットにマルチなど使用する必要はない、との話もありますが、マルチを使った方が植え易いことや、雑草対策の意味もあって、マルチを使っているようなものです。
エシャレットの植付けは他の2人のボランティアさんにやってもらっていましたが、何気なく見ていると、植えているものが違っている感じでした。よくよく見ると、一方はワケギでエシャレットではありません。施設の人に確認するとエシャレットとワケギを別々の袋に入れていたとか。こちらはエシャレットを植えてほしいとのことだったので気にしていなく、植えたボランティアさんは、どちらかというとエシャレットとワケギの区別がつかないため、混栽という形になりました。幸いなことに畝の両側から植えたことから、3列にはエシャレット、2列にはワケギという形で植えたようなので、見分けはつきそうです。施設の人には収穫すれば分かる、と言われたものの、収穫を施設の通所作業者にお願いするとすれば見分けることは無理で、結局は収穫もこちらでやることになりそうです。ここの畑も大根と白菜の種をまき、キャベツとブロッコリーの苗を植えたことから畑の大部分に野菜が植えてある形となり、綺麗になりました。

0